何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

577日目 大久保宅ホームコンサート

2005年10月25日 19時27分06秒 | Weblog
10月23日

 今日から鹿児島入り。そして11月の15日までのスケジュールを神薗清広君に任せてある。が、その仔細はまだ聞いていない。
 とにかく、彼の住む鹿屋市まで来てくれとの電話は昨夜受け取った。国東から鹿屋まではかなりの距離があるが、ゆっくり来てくれたらいいということだったので、20年ほど前に自転車ツアーで走って以来の、九州東海岸線…国道10号線を走る事にしていた。

 昨夜、財前君が、お寺を見に連れて行ってくれるということだったので、少し早起きして9時に待ち合わせ、国東町の山の懐にある古いお寺「文殊寺」に連れて行ってもらった。切り立った岩山がそびえる辺りにあるお寺で、修行の場所でもあるらしい。急な階段を行く壇も登ったところにそのお寺はあった。素朴な建物のお寺のその上の奥の院には神社がある。昨年の台風のせいだろう大きな木が倒れ小さな祠は今にもつぶれそうになっていた。神様も自然の災害には勝てないようだ。
 旅の安全を祈願して、ホテルに戻った。そして、財前君とは此処で別れ、僕は鹿児島に向かった。今日は、晴れ渡ったいい天気だ。日差しは厳しいが空気は冷たく、窓を開けて走ると心地よい。

 ひたすらに走り続けていると、昼頃、清広君からの電話。敷根さんと結婚が決まった大久保君が家を建てたらしく、今夜はその大久保君の新居になる家でライブをしてくれるという事で、鹿屋市ではなく、最近合併して湧水町と名の変わった町に向かってくれということだった。とりあえず、今日のライブは決まったようだ。

 国道10号線を走り続け、宮崎市に入る手前で右折して、経費節約のため出来る限り国道を走り続け、小林市の手前の、高原インターから高速道路に乗った。約束の栗野インターまではすぐそばだ、夕方6時に栗野インターを降り、指定されたコンビニで大久保君を待った。彼に先導されて、11月に結婚する彼の新居に出掛けた。

 栗野駅すぐそばにある丸池湧水の駐車場に車を止めた。彼の家はそこから1分。丸池湧水と言う名の通り湧き水で出来た池、底まで透き通って見える美しい水の池だ。
 しばらくして鍵を持った敷根さんがやってきてまだ改築中の家に上がった。新築ではなく古い家屋を改築しての新居だ。今日も寒い、ストーブで部屋を暖め、ライブを開始した。二人が、清弘君や有馬君から連絡を受けたのは今日だから、人を集める事は不可能。結婚を前にした二人のためのライブになった。何度も何度も僕のライブを企画してくれたり聞いてくれている二人なので、総て新曲で1時間、今日のライブを終えた。

 その後、3人で打ち上げ、さすがに疲れていた僕はあまり飲めず、敷根さんは自宅に帰り、12時には大久保君と語り終え、布団に入った。

 さー、明日は鹿屋だ。

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