何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

671日目 坂下宅ミニライブ

2006年01月25日 23時37分05秒 | Weblog
1月25日

 2時に目を覚ました。
 昨夜も遅くまで起きていた、ストーブを焚いているのに室温は5度以上にならない。いったい此処は何処なんだ。部屋の中で、防寒着を着て過ごしている。指先が冷たくなるので、コタツに手を突っ込んで暖める。酒をいくら飲んでも寒すぎて酔わないのだ。
 冷え切った布団に入るときも、パジャマじゃない。パンツは、フリースのパジャマだが、上着は、Tシャツの上にフリースのシャツを着てその上にフリースのジャケットを着込まないと冷たさに負けてしまうのだ。

 そして今日も、こうしてコンピューターのキーボードのキーを打つたびに、わずかな指の動きが冷気に触れ、指先が凍りそうになって痛みが走る。そして、コタツの中に手を突っ込んで暖め、又キーボードに向かう。

 さて、今夜のライブスケジュールは決まっていない。そして明日もだ。でも、気持ちは焦ってはいない。夜になったら「輩」に出かけ、日付変更線ライブもやってしまえば、何とかあさってにつながると。
 第一テレビの池田さんから電話があった。CDの録音に煮詰まっている事を心配しながらも喜んで(煮詰まるという事は、より良いものを目指しているという証だから)。でも、取材の日程を決めるのに、この先のライブが決まっていないので、難航した。結局、CD録音が始まった時点で、勝坂砦での録音風景と、その夜のライブを取材してもらって、2月中に放送してもらう事になった。録音は、もう間なく始まるのだが、ガラガラに空いている2月のスケジュールはどうなる事やら。

 なんて、のんきに構えながらも、7時まで、ためし録音を繰り返していた。7時を過ぎたので、確認のために「輩」に電話した。呼び出し音ばかりで、受話器は取られない。今夜はのんびりやるのかなと思い、8時に又電話した。呼び出し音が鳴り続けるだけ。な~んか嫌な予感。

 9時過ぎに電話した。やっぱり呼び出し音が続くだけ。今から突然、得さんの家に行くのも失礼。前もって坂下さんには電話していたので、再度坂下さんに電話して。坂下さんの店でミニミニライブをしてもらう事を了承してもらって、すぐに、出かけた。あ~、何とかつなげる事が出来た。

 今夜は、高校生のときにバイトして買った、ガットギターを持って出かけた。店に着くと、あきちゃんと奥さんと坂下さんの3人が居た。あきちゃんは、もう10時だったので、1曲だけ聞いて、眠そうな目をこすって部屋に戻っていった。ガットギターに合う、静かな曲ばかりを選んで6曲ばかり唄ってミニミニライブは終わった。春野町で坂下さんと出会っていなかったら、とっくの昔に1000日連続ライブは終わっていただろう。いや、365日連続ライブも成立しなかったかも知れない。

 さて、今日は何とかなったが、明日は…

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