何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

415日目 一花でぃごライブ

2005年05月15日 01時11分23秒 | Weblog
博多の西中洲のホテルで6時に目覚めた。ベッドの中は、ずぶ濡れ。だが、まだ身体はだるかった。ホテルの寝巻も水を掛けたのかと思える程濡れて冷たくなっていた。だるいからといつて、そのまま眠り続ける訳にはいかない。頑張って起きだして、濡れた寝巻を脱いだ。パンツも同じ状態だ、パンツも脱いで、濡れた身体をバスタオルで拭いた。濡れたベットの上掛けシーツを剥がし、下のシーツの濡れた部分の上にバスタオルを敷いて、昨日寒くて重ね着していた濡れていないTシャツだけを着て、又ベッドに戻った。熱が引いたのか、もう寒さは感じないまま眠れた。

そして、8時30分に目覚めた。起きてタバコを吸った。うまかった。朝食を食べに出掛ける気分になった。でも、歩きだすとふらふらする。まだ微熱はあるようだ。体温計で計ったら、36度8分、ほぼ峠は越えたと、この時は思った。食事をすませ、10時前にチェックアウト、荷物を持って、ホテルから100メートル程離れた駐車場に向かって、行橋市に住む、宮村みつおさんの家を目指す。

運転しているうちに、腰が腕が足が背中が次々とだるくなって来た。コンビニに入って、体温計で計ってみたら、37度1分に上がっていた。咳も出ない痰もからまない、いったい何なんだ。明日のスケジュールを何とかしたいと、村吉君からメールが入っていた。ここ数日で2度もライブを作ってくれているのに、有り難い、そして申し訳ないが、甘える事にして、連絡を取り合った。今の状態で、長距離移動したら、身体がもたないと心配してくれての事だとわかると、手を合わす程ありがたかつた。

次第にだるさが増す身体を持て余しながら、休み休み、3時に宮村さんのお家に到着。笑顔で迎えてくれた。嬉野の岸川さんから紹介された宮村さんは、僕の唄は知らない。でも、少しでも多くの人に知らせたいと、今夜の門司駅前にある、一花でぃごと言う、沖縄の店で唄う手筈を組んでくれた。
CDをプレゼントして、歌を聞いてもらったら、おおいに気にいってくれた。奥さんと4歳になる、ゆうなちゃんも紹介してくれた。写真は宮村さん家族だ。

僕の車で宮村さんがとってくれた、小倉駅そばのホテルにチェックイン、そしてタクシーで、一花でぃごへ。到着すると、鹿児島の堂領さんが、栄養ドリンクを持ってやって来てくれていた。帰りの時間があるからとライブも見ないで。ありがとう。

店に着いてから急にだるさが増した。それでも、40分フルパワーで唄った。好評だった。宮村さんがいろんな人を紹介してくれた。だが僕はくたくただった。内緒で体温計を脇にはさんだ、38度だった。そして沖縄から来た有名な女性の演奏が始まった。その自点で座っている事すら辛かった。が、演奏の途中で立ち上がるのは失礼なので、最後まで聞いてから、宮村さんに事情を話して、先に帰らせてもらうことにした。また、寒さがぶり返すなか、一緒にいた伊良原さん夫婦にタクシーでホテルまで送ってもらった。今日も激動の一日だった。ホテルに戻ってすぐにベッドに入ったが、なかなか眠れなくて、ストレッチをした後、この日記を書いてしまいました。書きおわった今、熱は37度3分に下がっています。明日もう一日福岡県内でたった一人でも聞きますと、スケジュールを組んでくれた村吉君に大感謝で、おやすみなさい。

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