何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

556日目 ヤマハラグビー部ファン交流会

2005年10月02日 18時26分54秒 | Weblog
10月 2日

 今日は、早起きをして、9時に、磐田市のヤマハスタジアムに向かって出掛けるつもりだった。8時半には目が覚めたのだが、昨夜眠ったのは午前4時。猛烈に眠い。目覚ましを9時に合わせて又眠った。そして、9時に起き出して、スープを飲んで(最近、コンビニで売っているフリーズドライのスープを愛用している。100円で、お手軽で、これがなかなかうまいのだ。)9時半前に出発。春野町を出る頃から又睡魔が襲ってきた。此処のところ睡眠不足が続いている上に昨夜は4時間ほどしか眠っていない。
 煙草でも吸えれば、少しは気も紛らわす事が出来るのだが、ん~ん眠い。赤信号で止まるたびに、瞬間でも目を閉じて身体をリラックスさせて、何とか11時ごろヤマハスタジアムに到着した。

 いわたブランドを売っているいわたねっとのブースには、いわたねっとのメンバーが10時から集まっている。ぼくのCD「ランナー」も売っている。前回同様、ブースの所で今日も生演奏をするためにやってきたのだ。
 ランナーをスタジアムのピッチで歌うのが、トラジュビ(ヤマハラグビー部・ヤマハジュビロのサポーター)の和田さんと僕の願いだ。最初から、そう簡単に出来る事ではない。前回にはその可能性もあるという事でこの取り組みを始めたのだが、だめだった。でも、今回は、ピッチで歌う道は遠いが、試合終了後、体育館で行われる、ファン交流会の中で唄うチャンスをもらった。
 その前に、やってくるお客さんに、少しでもランナーを知ってもらおうと、前回はトータルで1時間半ほど路上ライブに近い状態で、いわたねっとのブースの中で唄った。
 そして今日は、ブースの外、ラグビー観戦にやってくるお客さん達に見える場所に出て唄った。写真に写っているのがいわたねっとのブースだ、その前で、立って「ランナー」を何度も何度も歌い続けた。

 10月に入って涼しい日が続いていたのだが、今日は夏日。雲ひとつ無い空から降り注ぐお日様の刺すような光を浴びて、汗まみれになりながら、トータル1時間ほど唄った。今日試合に出ない、ヤマハジュビロの選手達がファンサービスで入り口にたむろしている、その中の一人の外国選手が、僕に近づいてきてズーット歌を聞き入ってくれていた。これでいいのだ。ラグビー観戦にやってきたほとんどの人が、歌っている僕の前をただ通り過ぎてゆく、でも、そんな人の耳のも「ランナー」は届いているはずだ、これを続けていれば、いつか、みんなで唄える日が来る。それを信じて、これからも、ヤマハスタジアムで試合のある日は唄い続けていこうと思っている。人生に無駄は無い、やり続ける事できっと何かが動き始めるはずだ、それを信じて毎日唄い続けている、そして、このヤマハスタジアムでもそれを続けてゆくんだ、結果はすぐには出ない、やめたら総てが無駄になる、やめないことで夢に近づいてゆくんだ。

 今日の試合は1時から。今回も、招待券を用意してもらった。試合の相手はリコー。和田さんいわく、今日も楽勝との事だったが結果は負け。両チームともトライの無い試合だった。前回よりもルールが少しわかっただけ楽しめたが、やっぱりラグビーはトライが無いとさみしい。今回も興奮できる試合ではなかったが、少しだけラグビーを楽しめるようになってきた。次回は、もっと選手の名前を覚えて観戦したいものだ。

 試合終了後、すぐに体育館に移動した。ギターはいわたねっとの仲間達が体育館に運んでくれている。ファンの人達よりも一足早く体育館に入って、いつでも唄えるようにギターのチューニング。ファン交流会が始まってすぐに僕の出番がやってくる。大きな体育館のステージで唄うのだが、マイクのセットはされていなかった。ノーマイクで唄うしかない。これはかなりつらい、すでにファンの人達が200人以上は集まっていただろうか、輪になって聞いてくれている人達が40人ほどいたが、遠くに声は届かない、めげてはいけない。第一歩だ。とにもかくにも聞いてくれた人達が居た事が大収穫だ。そして、僕がステージに立ったことで、次回の入場ゲート近くの路上ライブが意味を持ち始めるだろう。
 体育館の中も暑かった。ノーマイク、そして立って踊って唄った。汗が滝のように噴出していた。

 今日は、立ち続けて唄ったので、終わっ後、両足の太ももの筋肉がパンパンに張っていた。久しぶりに、足の筋肉が悲鳴を上げている事が嬉しかった。これからのライブも、若い頃のように、意識して立って唄う方向に持って行きたいと思っている。
 1000日連続ライブが終わる頃には、常に立って唄う高橋忠史の姿が皆さんの前に登場する事を約束します。

 ファン交流会が終わって、まだ明るいうちに勝坂に戻った。汗臭いからだ、ここ数日というよりずいぶん前から風呂に入っていない。今日は暑いので、水風呂というより、水で身体を洗って久しぶりにさっぱりとした気分だ。

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