何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

530日目 輩

2005年09月07日 10時37分00秒 | Weblog
9月 6日

 どんどん、ええかげんな1000日連続ライブになってきている。今日のスケジュールは、大阪を出るまで僕の頭の中だけで決まっていた。

 「輩」の曲を、大阪で完璧に作り終えた。3時出発。

 大型台風は九州から日本海に抜けるコースを取っているらしいが、九州全体を雨地獄に陥れた14号台風、一緒に走る事を覚悟していたが、三重県あたりでものすごい豪雨に見舞われて、フロントガラスの先がほとんど見えない状態で走り続けた事ぐらいで春野町「輩」に7時半着。

 誰も客は居ない。てっちゃんが空ろにテレビを見ていた。

 「輩」の完成曲を、てっちゃんだけを客に唄った。

 てっちゃん、作曲料に「たるハイ」飲ませて。そしててっちゃん「作曲料ね、ん」と言って、今日のライブ成立。

     輩(ともがら)

 夢破れ 恋にもふられて
 背中丸めた 青春の日々
 若い力を もてあましながら
 ただ投げやりに 生きていたよね

 やるせない 思いを抱いて
 それでも強がり すごした日々を
 笑い飛ばして 語れるほどに
 重ねた年月 又切ないね

 * 花は枯れ落ち 色あせた枝
   熟れ残る実は いまだ熟せず
   黄昏(たそがれ)はじめた 人生って奴を
   今夜肴に 飲み続けてやる


 振り返える 事は出来ても
 取り戻せない 青春の日々
 明日を担う 力は無いが
 同じ時代を 生きた輩(ともがら)

 *(繰り返し)
   黄昏はじめた 人生って奴を
   いつかお前と 飲み干してやる

 振り返える 事は出来ても
 取り戻せない 青春の日々
 明日を担う 力は無いが
 同じ時代を 生きた輩(ともがら)
 明日を担う 力は無いが
 同じ時代を 生きる輩(ともがら)

 その後、歯医者、坂下さん、コンビニ日置の若奥様がそろったときに、「輩」を披露して素敵な夜にさよなら…勝坂砦に戻った。雨が激しく振っていた。大型台風の影響だろうが、ここは神の里、何があっても、大丈夫な所なんだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿