写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

富士フィルムシステムの準備中

2021年06月27日 | 日記

  

  富士フィルムから一億画素を超えるミラーレスカメラ"GFX100s"が発売されました。”マルチピクセルシフト”の機能により静止物に関しては4億画素の画像作成も可能です。しかもこれまでのこのクラスのカメラの価格に対して挑戦的な値付けがされました。主に北欧の企業ですが、PhaseOneやHasselbladでは以前より1億画素を超えるカメラを販売しています。しかしどれも500万円以上という非現実的な価格でしたので、このGFX100の登場でついにデジタルカメラの新しい時代が始まったと言えましょう。いや、富士フィルムはすごい企業です。
 時代がフィルムからデジタルに移行してからずいぶん年数が経ちましたがその間に「これまで撮ってきた4x5リバーサルフィルムに匹敵する大きな画像データが欲しい」という要望が時々ありました。しかし使用中のニコンは最新機種とは言え現在ようやく約4,600万画素であり、数カットを分割撮影してつなぎ合わせるという作業を経ないとと作れませんでした。被写体は静止物に限りますが4億画素のデータでは350dpiでも畳1畳を越えるプリントサイズも十分にカバーできます。
 私が仕事で使っているのはニコンのシステムですが、私的には富士フィルムのXシステムのX-Pro1とX-T1を以前から愛用していてXシステムには馴染みがあり、よって迷わず購入することにしましたが、発注時には注文が殺到していたため手元に届くまで1ヶ月ほどかかりました。まずはソフトウエアから周辺システムの準備をしていきます。