写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

1Ds MarkIIIと収差補正

2008年03月26日 | レンズ



 今年も飛騨古川へ出張撮影に伺わせていただきました。珍しく時間の余裕があったので、いままで一度も行ったことのなかった古川市街に行くことができ、Easy Snapをしてみました。これはそのときの一枚で、Canonの純正現像ソフトであるDigital Photo Professionalで自動収差補正のできるレンズ(24-105mm)で撮ったものです。

Off
TOPの画像の左端部分の等倍画像です。(補正なし)

On
 補正の効果は一目瞭然で、とにかく調整時に補正にチェックを入れておけば自動的に補正量を調整してくれます。さらに歪曲と周辺光量も同時に補正でき、建築写真などで、特に難しかった陣笠型の歪曲補正もまず問題なくできるようです。これまでPhotoshopで1点ごとに画面を確認しながら調整していた状況からは大進歩ですが、補正の出来る対象レンズが少なく、対象外のレンズは全く補正不可。TS-Eレンズ(特に45mmは色収差が!!)が補正できると、後からPSでパース補正をしなくて済むのですが、マニュアル駆動なので対応が難しいんでしょうか。これがなんとかできるとTS-Eレンズの売り上げも伸びるのでは?(売れても販売量が知れているか。)