あいかわらず毎日リハビリに通っている私。
病院までは徒歩で30分弱。
バスに乗ってもいいのだけど、ウォーキングがてら歩いている。
その途中に図書館がある。
帰りにふらりと立ち寄ること多し。
今日は「坂」の本がないかしらんと寄ってみた。
お目当ては見つからなかったが、
木村っちのお名前が少し出てくる本を発見。
「紋次郎も鬼平も犬神家もこうしてできた」
著作:西岡善信 監修:ペリー荻野 NHK出版
時代劇等の美術では日本一の大御所といえばおわかりいただけるかしら?
そう、『忠臣蔵1/47』の美術を手がけた西岡さんのご本なのだ。
ご自分が出がけた映画やテレビ作品の美術についてや、
一緒に仕事をした俳優や監督について語っている。
『忠臣蔵1/47』についても4ページほどだが語られている。
木村っちについて…(以下、抜粋。中途省略あり。)
「剣道をやっていたし、役をよく理解してましたね。
この子はできると感じた。
はじめは京都で時代劇をやるといじめられるとか、
うるさいと聞いていたのか、
モノを言わん子やなという印象やったけど(笑)、
それがだんだん打ち解けると、いろんな話をするようになった。
時代劇をやりだすと、面白かったみたいで、
『また、僕に合うような時代劇があったら、ぜひ、呼んでください』
と言っていた。
礼儀正しいし、まじめな人ですね。
あれだけ東京のテレビで忙しいのに、そこまで言う人は珍しいですよ」
「三船敏郎さん以来、世界レベルで注目される俳優は
時代劇がきっかけになることが多いでしょ。
木村さんもますます世界で活躍できる俳優になっていくでしょうね。
楽しみにしていますよ」
メイキングでも見られるが、西岡さんはダンディで上品な感じの方。
悪口や毒舌なんかは吐かれそうにない。
ただ仕事には厳しいし、批評眼も鋭い言葉が本の中で見受けられた。
西岡さんは様々な俳優について評されているが、
上記のように言われた若手俳優はない。
平成20年に刊行された本だから、比較的最近のお仕事についても載っている。
巻末には中村敦夫さんとの対談もあり、紋次郎のエピソードも面白かった。
『武士の一分』でもそうだったけれど、
西岡さんのような映画製作者の老舗的存在の方々に木村っちは評価されている。
古き良き映画全盛期を過ごされた御大の方々にも可愛がられる。
照明さんしかり、カメラさんしかり…時代劇なら床山さんしかり。
「最近の若いのはなっとらん」とかお怒りになられそうな方々もだ。
本人は否定するだろう人見知りと警戒感(しかたないよね)から
最初は「モノを言わん子」(笑)だって思われる木村っち。
でも、話せるようになるといっぱい話たんだろうね。
そして、いっぱいお話を聞きたがったんだろう。
幸せで贅沢な空間だったんだろう。
「子」って言われ方にほっこり
病院までは徒歩で30分弱。
バスに乗ってもいいのだけど、ウォーキングがてら歩いている。
その途中に図書館がある。
帰りにふらりと立ち寄ること多し。
今日は「坂」の本がないかしらんと寄ってみた。
お目当ては見つからなかったが、
木村っちのお名前が少し出てくる本を発見。
「紋次郎も鬼平も犬神家もこうしてできた」
著作:西岡善信 監修:ペリー荻野 NHK出版
時代劇等の美術では日本一の大御所といえばおわかりいただけるかしら?
そう、『忠臣蔵1/47』の美術を手がけた西岡さんのご本なのだ。
ご自分が出がけた映画やテレビ作品の美術についてや、
一緒に仕事をした俳優や監督について語っている。
『忠臣蔵1/47』についても4ページほどだが語られている。
木村っちについて…(以下、抜粋。中途省略あり。)
「剣道をやっていたし、役をよく理解してましたね。
この子はできると感じた。
はじめは京都で時代劇をやるといじめられるとか、
うるさいと聞いていたのか、
モノを言わん子やなという印象やったけど(笑)、
それがだんだん打ち解けると、いろんな話をするようになった。
時代劇をやりだすと、面白かったみたいで、
『また、僕に合うような時代劇があったら、ぜひ、呼んでください』
と言っていた。
礼儀正しいし、まじめな人ですね。
あれだけ東京のテレビで忙しいのに、そこまで言う人は珍しいですよ」
「三船敏郎さん以来、世界レベルで注目される俳優は
時代劇がきっかけになることが多いでしょ。
木村さんもますます世界で活躍できる俳優になっていくでしょうね。
楽しみにしていますよ」
メイキングでも見られるが、西岡さんはダンディで上品な感じの方。
悪口や毒舌なんかは吐かれそうにない。
ただ仕事には厳しいし、批評眼も鋭い言葉が本の中で見受けられた。
西岡さんは様々な俳優について評されているが、
上記のように言われた若手俳優はない。
平成20年に刊行された本だから、比較的最近のお仕事についても載っている。
巻末には中村敦夫さんとの対談もあり、紋次郎のエピソードも面白かった。
『武士の一分』でもそうだったけれど、
西岡さんのような映画製作者の老舗的存在の方々に木村っちは評価されている。
古き良き映画全盛期を過ごされた御大の方々にも可愛がられる。
照明さんしかり、カメラさんしかり…時代劇なら床山さんしかり。
「最近の若いのはなっとらん」とかお怒りになられそうな方々もだ。
本人は否定するだろう人見知りと警戒感(しかたないよね)から
最初は「モノを言わん子」(笑)だって思われる木村っち。
でも、話せるようになるといっぱい話たんだろうね。
そして、いっぱいお話を聞きたがったんだろう。
幸せで贅沢な空間だったんだろう。
「子」って言われ方にほっこり