ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

追悼桂米朝さん上方落語にかけた人生

2015年04月04日 | 落語はミステリー

NHKで、桂米朝さんの追悼番組があり、見てしまった。

NHKもトップがかわり、少しずつ、質がよくなってきている
のではないだろうか。夜9時のニュースもダジャレ好きの
アナウンサーが代わり、ほっとしている。

この追悼番組も、なかなかよく出来ていた。

上方落語復興者と位置づけられるが、いかに、上方落語が
瀕死の状況だったかがよくわかった。

いや、東京の落語も、ある意味、立川派の活躍など、いろいろ
なもめごとの中で、切磋琢磨して生き残っているのかも知れない。

NHKのこの番組の質の高さを感じたのは、まず、追悼番組
なのに、しっかりと、短くない2席を完全に放送したことだ。

その選んだ演目も、非常に味のある「軒づけ」「住吉駕籠」の
二つだった。

どちらも、味わいがあるのと同時にこっけいさもあり、名演だ。

また、質の高さを感じたのは、他の方のインタビューにも出ていたし、
アナウンサーにも出ていた。

米朝さんが、あんなに好きだった落語が、一時、つらくなり、それから、
また、落語が好きになったときには、落語は、人生の一部になって
いて、人間の生き方を学び、人間を描く芸になっていたような言葉は、
非常に重く感じた。

 

 

 


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