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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

真打昇進披露(浅草演芸ホール)

2015年04月19日 | 落語はミステリー

今年に入って初めての寄席に行ってきた。

場所は、また、浅草演芸ホールだ。

今回のお目当ては、前回、見逃した柳家さん喬と、
柳亭市馬、柳家権太楼だろうか。それに、人気者の林家正蔵か。

そして、真打昇進披露というのがあるが、どんなもんだろうかという
興味からである。

何と、一時半くらいから夜の8時まで、6時間半くらい
も寄席で過ごすことになった。映画館などで、こんなに
長くは過ごせない。寄席だからかも知れない。

15分~20分くらいで一つの演目が終わり、落語だけでなく、
マジック、漫才、曲芸、紙切りなど飽きないようにしてあるからだ。

しかし、今回の真打昇進披露なるものが、こんなにも面白いもの
だとは、夢にも思わなかった。

まず、披露の前に、一つの場内放送があった。

「ただいま、女性トイレに入れ歯の落し物がありました。
おぼえのある方は、林家正蔵が保管してますので、お越しください。」爆笑

そのあとの披露では、林家正蔵が司会を勤めたのだが、これは、ネタだった
のか。さて、披露には、他に、柳家権太楼、柳家さん喬、柳亭市馬、
鈴々舎馬風、三遊亭円丈のそうそうたるメンバーが並んだ。

ひとりずつ口上を言うのだが、どれも、笑いをさそう見事な口上なのだが、
前々会長の馬風の口上が面白かった。何しろ、まったく関係ない巨人軍
頑張れの口上なのだ。また、正蔵に小話を3つもやらせた後、今度は
権太楼や、さん喬にもやらせ、最後には、歌のうまい市馬に相撲甚句まで
歌わせたのだ。まさに、パワーハラスメントばりだ。

歌舞伎などの口上では絶対見られない寄席ならではの爆笑の口上だった。
真打昇進の、円丈の弟子の元ぬう生、彩大のことは、全く知らなかったのだが、
十分に楽しめる真打昇進披露だった。

尚、パンフレットによると10名もの新真打が出来たそうだ。歳を見ると、
36歳~58歳、特に58歳の真打の柳家海舟には驚いた。1999年に
入門なので、それから考えると16年だから、他に真打昇進者と変わらない
から、入門が42歳と遅かったのだろう。

また、10人中、4人が大学卒で、1人が大学中退ということで、落語会も
高学歴化しているのがわかる。彩大も、埼玉大学卒ということだった。

落語家は、ばかではできないが、利口でもならない。ということらしい。

 



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