久しぶりに江戸川乱歩賞の受賞作(第68回)を読んだ。
中々、面白かった。いわゆる警察小説だ。
最後の選評も、面白かった。この作品を、候補作中、
一番小説が下手だ。しかし、後から鍛えられないセンス
やアイデアを評価するという声が多かったことだ。
なるほどと思った。場面の切り替えが、唐突すぎて、
前に登場してきた人物なのか読み返してしまった箇所が
あったし、不要な部分もかなりあるように思えた。
わかりずらい部分もあった。
また、女性の作者の、女性が主人公、登場人物の場合の、少々、
甘ったるさも感じた。
上記のような欠点もありながら、後半にかけて、
畳みこむようなスピードある展開や、ミステリーの
面白さには、並々ならぬ、才能を感じざるおえないと
思った。
ストーリーは、誘拐事件の未解決事件とだけ書いて
おこう。
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