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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

深追い(横山秀夫)

2011年12月12日 | 国内ミステリー

”半落ち”で、見直した横山秀夫の”深追い”を読んでみた。

7編からなる短編集だ。

警察の地方署のいろいろな部署に勤務する7人の
物語で、面白く読めた。

裏表紙に、骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる。
とあるが、うまく、表現したものだ。

どれも、それぞれに一味あるのだ。その中から、3編を
選んでみた。たとえば、

深追い:主人公は、思いつめると相手を追い詰めていってしまう。
     そんな一本気な警察官が、最後に追い詰めたものは...
     無くなった夫のポケットベルにメッセージを流す女。

又聞き:子どもの時、溺れたが、助けようとした学生が無くなり、
     自分は生き残ってしまう。そして、警官になる...

仕返し:自分の子供がいじめられっ子だと思っていたが、
     実は、ある時から、逆転していた。

 

そう、どれも、設定、着想がずば抜けているのだ。読後感も悪く
なかった。

 

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