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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

NINETEEN EIGHTY-FOUR(GEORGE ORWELL)

2022年12月18日 | 海外ミステリー(洋書)

GEORGE ORWELLのNINETEEN EIGHTY-FOURを読んでみた。

名作と言われる本作品を急に読んでみたくなった。

1949年に全体主義国家によって分割された近未来世界の
恐怖を描いているが、まさに、現代において、想起される
内容でもあるのに驚いた。

第三次世界大戦後、オセアニア(アメリカ他)、ユーラシア
(ソ連ほか)イースタシア(中国、日本他)の3つの超大国
に分割される。どの国も、一党独裁である。

英単語も難解なものがあったが、それ以上に、種々の定義や
概念がわからないと理解できない部分が多く、読むのに
苦労した。ウイキペディアで、一部、頭に入れてはいたが、
それでも、つらかった。

ただ、個人の思想や人格を無視した全体主義の支配する世界
というのが、いかに、恐ろしい世界かは、理解できた。

また、主人公の信念を徹底的に打ち砕き、党の思想を受け入れるための、
すさまじい拷問がされるのだが、それにも、驚愕した。

ロシアのプーチンや中国の習近平などの独裁者を見ると、
恐怖の世界も、ありえない話ではないのではないかと危惧する。


 

 



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