垂直の記憶を読んだ。岩と雪の7章という副題がついているが、
まさに、酸素を使わないアルパインスタイルの本当の登山家、
山野井氏の登山の記録に鳥肌がたった。
ただ、山に登るだけのノンフィクションの圧倒する力を感じた。
特に最後の章のギャチュン・カンはすごかった。奥さんと二人で
登り、凍傷にかかりながら、何本もの手足の指を失いながら、
生還するのだ。
一体、どんな方なのかとウエブで調べてみた。これだけ、危険な
登山を繰り返しながら、今でも健在であるのにホットした。
好きな登山家トップ10にも夫婦二人とも入り、本人は一位
ということだ。
「山と渓谷2016年1月号より
読者アンケート結果 好きな登山家トップ10
1 山野井泰史
2 植村直己
3 田部井淳子
4 加藤文太郎
5 竹内洋岳
6 野口健
7 三浦雄一郎
8 ラインホルト・メスナー
9 田中陽希
10 山野井妙子
情熱大陸のTVのインタビューでも、とても、超人的な登山家とは
思えない温和な二人だった。
2008年には、倉戸山で、ランニング中に、熊に襲われて重傷を
負ったということだ。
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