2018年は、一冊も洋書を読み終えることができなかった。
15年間続いていた洋書読みの習慣が途絶えたことになる。
一つの区切りというのでもない。あえて言えば、山岳ミステリーに
はまったということか。
また、以前のように年間10冊を目標に読むかもわからない。
今回、手元にあった洋書。これは、図書館で無料で持って行って
良いイベントに参加した時、何となく持ち帰ったものを読んでみた。
アカデミー賞映画、「愛を読む人」のドイツ人原作者の作品だ。
ドイツ語から英語に翻訳されたものだ。
「愛を読む人」もあらすじなどを読むと、複雑な作品のようだが、
この「週末」という作品も、何と言ってよいか困る作品だった。
英語は、平易と言えば、平易だが、結構、仮定法過去が多用されているし、
登場人物が多く、どういう関係があるかが、把握しずらかった。
もちろん、続けてよまず、少し読んではほっておいて、1年かがりに
なってしまったためかもしれない。
ストーリーは、テロ活動で服役していたものが特赦で出所し、
ある週末に、二人の姉と昔の友人たちと出所祝いのパーティーを
するというものだ。
一人の取返しのつかない罪を犯して、長く服役した人間の周りで、普通の生活
を送ってきた姉や友人たちを描くのに、何か、意味があるのだろうか。
やがて、その男には、息子がいたことがわかり、訪ねてくる。息子は、
父のしたことを許さない。
穏やかに、それぞれに散会するのだが、人生なんてこんなものかも知れない。
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