ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

THE WEEKEND(BERNHARD SCHLINK)

2019年02月13日 | 海外ミステリー(洋書)

2018年は、一冊も洋書を読み終えることができなかった。
15年間続いていた洋書読みの習慣が途絶えたことになる。

一つの区切りというのでもない。あえて言えば、山岳ミステリーに
はまったということか。

また、以前のように年間10冊を目標に読むかもわからない。

今回、手元にあった洋書。これは、図書館で無料で持って行って
良いイベントに参加した時、何となく持ち帰ったものを読んでみた。

アカデミー賞映画、「愛を読む人」のドイツ人原作者の作品だ。
ドイツ語から英語に翻訳されたものだ。

「愛を読む人」もあらすじなどを読むと、複雑な作品のようだが、
この「週末」という作品も、何と言ってよいか困る作品だった。

英語は、平易と言えば、平易だが、結構、仮定法過去が多用されているし、
登場人物が多く、どういう関係があるかが、把握しずらかった。

もちろん、続けてよまず、少し読んではほっておいて、1年かがりに
なってしまったためかもしれない。

ストーリーは、テロ活動で服役していたものが特赦で出所し、
ある週末に、二人の姉と昔の友人たちと出所祝いのパーティーを
するというものだ。

一人の取返しのつかない罪を犯して、長く服役した人間の周りで、普通の生活
を送ってきた姉や友人たちを描くのに、何か、意味があるのだろうか。

やがて、その男には、息子がいたことがわかり、訪ねてくる。息子は、
父のしたことを許さない。

穏やかに、それぞれに散会するのだが、人生なんてこんなものかも知れない。


 


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