ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

NOTHING VENTURED(JEFFREY ARCHER)

2024年07月31日 | 海外ミステリー(洋書)

JEFFREY ARCHERの最近の作品(2019年)、NOTHING VENTURED
を読んだ。

とても、80歳近い作者のものとは思えない作品だった。

新しい主人公、WILIAM Warwickの物語だ。父は、悪いやつらを
弁護するしたたかな弁護士で、姉もあとをついでいる。

主人公は、悪い奴らを捕まえる刑事になるのが夢なのだ。

なぜか、西洋絵画の歴史を学んだのち、巡査になるが、試験も
トップで通るくらい優秀なのだ。

今回、絵画に詳しいところから、絵画盗難事件などを扱う部署に
配属される。

ややこしいのは、一件の事件だけでなく、複数の事件に関わる
ので、目が回ってしまう。

また、恋愛も絡んでくる。

ジェフリー・アーチャーは、絵画にも詳しいらしい。その知識が
随所に出てくる。また、法廷シーンも、二つの事件が、並行して
描かれるという忙しさだ。

最後は、中々、面白い終わり方をしている。

主人公は、今後、部署を移動して、次の作品に出ているらしい。
また、機会があれば、読んでみたい。


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