ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

赤い雪崩(太田蘭三)

2019年02月21日 | 山はミステリー

以前読んだ「脱獄山脈」に続編があるというので、読んでみた。

主人公が山行の途中、雨にびっしょり濡れて動けなくなった女性
がいて、もうこのまま死ぬというのを無理やり助ける。

また、冬の北アルプスで、一緒に雪崩に巻き込まれた二人の学生を
捜索したところもう一人の遺体も見つかった。
その雪崩以前に殺害されていた可能性があり、探偵となった
主人公は、調査する。

なかなか、面白そうな出だしであり、前作同様のテンポの速さや、
登場人物の魅力を感じた。上記二つは、いずれ、つながりが出てくるのだ。

しかし、後半に入ると、少し、進行が緩慢になる。そして、無理やり、すべてが
結びついて、強引すぎる結末となる。

この登場人物は、魅力のあるメンバーだが、さらなる続編はなかった。

「顔のない刑事」シリーズは、長く続いたが、近いキャラクターだったのかも
知れないので、いずれ、読んでみたいと思う。

 

 


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