goo blog サービス終了のお知らせ 

ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

蜩の記(葉室麟)

2020年04月09日 | 時代劇はミステリー

早速、葉室麟作品の中から、直木賞受賞の「蜩の記」を読んだ。

映画は見てないが、映画の主役の役所氏のイメージがぴったりだった。

十年後に切腹を命じられて、家譜編纂をする武士の物語だ。

情景描写及び人間の心の動きなど、とても、美しい物語だった。
一方、なぜ、そのような運命になったのかという推理小説的な、
好奇心を刺激する作品でもあった。

また、時代劇としての立ち回りもあり、時代小説の傑作のひとつ
と言えるかも知れない。

今までに読んだどの時代劇とも違う作品と言えるのではないかと
思う。

蛍草でも、感じたのが、この作家は、子供の描き方が、とても
上手だと思った。二人の少年の友情には、思わず、涙してしまった。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。