ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

落語入門と21世紀の落語入門

2014年10月05日 | 落語はミステリー

今日の2時から、日本の話芸というNHK番組で、笑点に出ている
三遊亭好楽の”藪入り”を聴いた。上手かったが、感嘆するところまで
はいかなかった。定期的というのではなさそうだが、過去、何回か、
やっているようだ。

さて、図書館で、”落語入門”と、”21世紀の落語入門という本を借りてきた。

”落語入門”というのは、まさに、落語入門で、カラー写真入りで、寄席の
雰囲気が味わえたり、近くの食事処や、お土産に良い和菓子なども出ていた。

寄席で食事が出来たり、アルコールも飲める寄席があるのに驚いた。

また、落語家名鑑が顔写真付きで出ていたり、30の落語セレクションの
あらすじが出ていたりと、落語のガイドブックとして楽しめた。

さて、”21世紀の落語入門”の方だが、小谷野氏の著で、一切、写真のない
文章のみのため、最初は、辛口の批評が面白かったが、少々、飽きてきて、
後半は流し読みになってしまった。

落語だけでなく、文芸全般にも話が広がったりするものだった。また、初心者は、
”古典落語”をまず、読め。聴くのも、今、生きている落語家ではなく、亡くなった
落語家のものを聴けというものだった。

昭和の名人12人と上方の四天王と言う方を上げていた。(もちろん、上方落語の2人
以外は亡くなった方だ。)

天才と言われた志ん朝、立川談志亡きあとでは、東京落語の名人としては、
柳家小三治や春風亭小朝をあげている。この点は、妥当なところか。

立川流では、志の輔や、談春よりも、志らくを好きなようだ。

この本の趣旨は、昔の名人の落語を聴かずに、現代の落語家のものばかり
聴いているのは不幸だというのだ。しかし、それだと、21世紀の落語入門
というのが、ちょっと、変な題名のような気もした。

 


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