ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

THE BURNING WIRE(JEFFERY DEAVER)

2020年06月28日 | 海外ミステリー(洋書)

JEFFERY DEAVERのリンカーンライムものを読んだ。

リンカーンライムものは、THE COFFIN DANCER、
THE COLD MOONについて3作目だが、THE COLD MOON
と同じ犯罪者、WATCH MAKERが出てくる。

THE COLD MOONの自分の書評を読んで驚いた。WATCH MAKER
という殺人鬼に少々、がっかりしていたのだ。

さて、本作では、WATCH MAKERは、メキシコの警察が、
捜索していて、リンカーンライムは、手助けをしている。

従って、ほとんど、並行して進む別件の話が続く。
別件とは、電力会社の社員で、電気を止めないと、高圧電力で感電する事件を起こすというものだ。

その通り、次々に感電死事件が起こる。

電力の供給によって、環境破壊が発生するばかりか、人体にも
影響が出ることに対して警鐘を与えるつもりなのだ。

更に、二人の警官(FBIと、リンカーンライムの部下)の
失敗に対する悔恨なども描かれる。

次の感電の現場への捜索などは、結構、スリルがあって
面白いのだが、証拠品などの分析などが長く、また、
WATCH MAKERの登場は、やはり、唐突で余計のような
気すらした。

 

 


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