その峰の彼方へ(笹本稜平) 2017年06月28日 | 山はミステリー 厳冬のマッキンリーに、無謀にも単独で登り、消息を絶ったガイドを、友人や他のガイドが救出に向かう小説だ。 山岳小説の最高峰と背表紙には書いてある。 確かに、山岳シーンが延々と続き、その描写はすごい。 しかし、前回読んだ「還るべき場所」に比べ、やや、くどい、長いと感じた。 奥さんのおなかには子供が宿り、新規事業も立ち上げようとしており、無謀な命がけの山登りなどやってるところじゃないのに、単独行 . . . 本文を読む