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ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

プレSE、「少額訴訟」 第六章 その14

2008-05-09 11:04:13 | 趣味
これじゃ具体的なものはないに等しい。

料理のオーダーをするのにこんな料理と絵を描かれたようなものだ。

そこに書かれた食材が何かすらよく分からない。
野菜らしきもの、肉らしきものの区別がつく程度だ。

依頼主の好みもよくわからないし、
これならいっそお任せのほうがまだましだったかもしれない。

しかし、すでに課長の頭の中には「イメージ」があって、
それを具現化していく必要がある。

イメージに合わなければ、
厳選した食材を選び、最高の技術で調理したとしても、
いい評価が得られるとは限らないのだ。

それに依頼主の想定する予算内に納めることも必要だ。

御厨は料理人ではないが、素材を選び、仕入れ値の交渉をし、
メニューを考えるのだ。

最初の要求が抽象的であればあるほど、プレSEの力量が問われる。

最高裁の案件はメニューを具体化する段階は過ぎ、
もうどう料理するかに掛かっていた。

どこか判らないが競合があることも推察されたが、
それでも自分の手助けがなくてもやっていけるだろうと御厨は考えていた。

それに受注戦に必要以上に金を掛けすぎては、
せっかく開発を効率よくやっても間接経費で利益が吹っ飛ぶことになる。

農水省の案件はずっと抽象的だったので、
こちらはプレSEのプレSEたる所以を見せるに足るものだった。

これについてはいずれ詳しく説明する機会もあるだろう。

***

関連図書(プレSEの活躍、国税庁の受注戦を描く)

「プレSE奔走す」 ISBN4-434-07543-8 1200円
セブンアンドワイ
楽天ブックス

その他オンライン書店で。

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