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試写会「奇跡」@シネマイクスピアリ

2011-05-21 17:23:38 | 映画感想
2011/5/19、シネマ・イクスピアリ、シアター7。

何度か来たことはあるが、試写会では初めて。
イクスピアリの南側、アネックス・パーキング
(シルク・ド・ソレイユのある区画の駐車場)に止める。

ここは最初の1時間無料。
映画館利用は駐車場3時間サービス。
イクスピアリ・カードで清算するとさらに2時間サービス。

勿論、イクスピアリで買い物をすればその金額に応じて、
最高6時間まで無料となるので、最長で1+3+2+6=12時間無料

ちょっと遠いけど、シルク・ド・ソレイユの横を通って、
アンバサダー・ホテルの中を抜けてイクスピアリに行くことになる。

イクスピアリ・パーキングA(地下)は、舞浜駅とTDRの間の道路ではなく、
東側の道路から入るので、ぐるっと回らなくてはならない。
混んでて満車だと、また一周しなくちゃならないし、1時間無料はないが、
帰りはその道路からの方が便利なので今度試してみたい。

**

さて、シネマ・イクスピアリはこの春改修を行い、椅子などが少しゆったりした。
肘かけも心なしか幅広くなった。
さらに、ひじ掛けの板の上に細いながら2つのクッションが貼られ、
一応左右別々になっている。

ぴあ映画生活のご招待だったので、
「ぴあ」のスタッフが事前と事後のアンケートを行っていた。

事前は上映前に観客席まで出向いていろいろ質問をしていた。
中身は主にシネマ・イクスピアリについて。

事後はシアター出口付近で客を捕まえて映画についての感想を聞いていた。
駐車場の関係で時間が無く、答えられなくてごめんね。

**

映画は子供芸人のまえだまえだ(前田航基、前田旺志郎)が主役で兄弟役。
内容についての事前情報は無く、子供向けの映画だと思っていたが、
それは大間違いだった。



まえだまえだ(前田航基、前田旺志郎)、オダギリ・ジョー、大塚寧々、樹木希林、橋爪功、
他に、長澤まさみ、阿部寛、原田芳雄、夏川結衣らの名優と、子役たくさん。



まず、人物の相関関係を書いておこう。

航一(前田航基)と龍之介(前田旺志郎)は兄弟。
大阪で両親と4人暮らしだったが今は両親が別居している。

兄の航一は、母(大塚寧々)と鹿児島で祖父母(樹木希林、橋爪功)の実家にいる。
実家は元和菓子屋で名物のかるかんを作っていた。

航一は桜島の降灰に愚痴をこぼし、いっそ桜島が噴火して鹿児島に住めなくなれば、
また4人で暮らせると考えている。
太田真(永吉星之助)、福元佑(林凌雅)とは親友だ。

弟の龍之介は父(オダギリ・ジョー)と一緒で福岡に住んでいる。
父はかつてバンドのギタリスト兼ボーカルで、
なんとかガテン系の仕事で食いつないでいるが、今もバンドが辞められない。

龍之介は毎日元気に丘の上の学校に通っていた。
同級生は有吉恵美(内田伽羅)、早見かんな(橋本環奈)、磯部蓮登(磯部蓮登)。



別居中の両親の狭間で揺れ動く兄弟だけではなく、
みんながそれぞれに夢や希望やコンプレックスを持っている。
そして親や祖父母たちもそれぞれに苦労を抱えている。

そんな日常。

九州新幹線全線開業に向けて、ある噂が小学生の間で広まる。

それは、全線開業の新幹線の博多、鹿児島それぞれから発車した始発列車が、
すれ違う時に「奇跡」が起こると言うもの。

航一はその噂を信じ、家族4人で暮らせるよう願いたいと思う。
そして、真と佑を誘い、弟の龍之介と一緒に奇跡を実現したいと考える。

真と佑も夢や希望を持っていた。

龍之介は勿論、恵美もかんなも蓮登もそれぞれの奇跡を願い、計画を進めていく。

さて、7人は新幹線に願いを伝え、それをかなえることができるだろうか。

**

正直もっと子供だましの映画かと思ってました。

子供たちには子供たちの思いがあり、一方大人には大人の事情があり、
葛藤があり、子供たちとは違う現実が夢を阻んでいる。

それが日常だし、大人と子供はお互いを理解しあったり、しあえなかったりする。
それぞれの立場が見えるところが、浮ついた夢物語ではなく、
しっかりと描かれている。

自分たちの大冒険に向かって一歩を踏み出す子供たちと、
心配しながらもそれを見守る大人たちの優しさにあふれた物語で、
子供向けではなく、小学生を子や孫に持つ大人たち向けに見えた。


この年頃の小学生にはありがちだが、同じ学年でも
大きい子、小さい子、太い子、細い子、差は大きい。

航基の友達はまずまずバランスが取れていたが、
旺志郎の友人は大きすぎる感があった。

特に内田伽羅(本木雅弘、内田也哉子夫妻の娘)は、
同じ10歳でも特に大きく感じた。

また、磯部蓮登は最後まで女の子だと思っていた。

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2 コメント

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子役たちに拍手! (パピのママ)
2011-08-18 12:31:31
純粋な子供だからこそ奇跡を信じて、親子がまた一緒に暮らせるようにと願う。
子どもの撮り方のうまさに脱帽です。
現場の空気の作り方がとてつもなく上手なのでしょうね。
子どもたちが、のびのびと楽しそうに演技している様が健やかで晴れやかで、惚れ惚れするほど自然な表情やしぐさを引き出しているに感心しきり。
表現する人間が純粋に楽しんでいると、観る側もホワリとしちゃういいお手本ですよね。
パピのママさんへ (KGR)
2011-08-18 13:15:47
子どもは子供らしく夢想家であり、しかも現実離れしていないぎりぎりの線をうまく表現してました。
それにまつわる大人たちも上っ面でない苦悩を抱えていてちゃんとした映画だなあって思いました。

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