この映画、見たいです。
アズールとアスマール。
マウスポインターがジン(魔物)になっていて、動かすとジンが飛ぶ。かわいい♪
ヨーロッパらしい絵巻物のような絵。
リンクを開いた時の、この色彩の美しさと言ったら。
青い目のアズール。フランス語読みだとアズューフ(R音は喉の音なので)みたいな音になるのだろうか。おそらく、「青」の意味だよね。スペイン語だとアスールで、これもまた美しい青を想像させる。
北アフリカ、マグレブ地方を題材にしている。今のモロッコやアルジェリア等に相当する地域。モロッコ、好きです。スペインからフェリーで、モロッコのほんの端にしか行った事がないけれど、とても楽しかった。
街は貧しい。もう十年近く前の話になるけれど、スペインも南部に行けば観光地を覗いてはさほど裕福ではない。そこから渡っても、もうモロッコは空気が違う。建物のボロさ具合が違う。岸壁に着く前に分かる。一気に開発途上国に来た、と実感する国境越え。
現地ではうざったい男どもはついてくるし、押しは強いし、語学や計算には達者だし。そりゃ、疲れる(笑)。でも、好き♪人情が感じられる。スパイスとミントティー。クスクス。貧しいけれど、人が人であるということに、きちんと基本的な敬意を払っている。イスラムの民だもの。元来、イスラムの教え自体は、現地の風習、気候にとても叶った知恵の宝庫なのである。
迷路のようなカスバという古い街の中を少年たちが案内してくれたりする。全くの好意で。あるいは悪意も込みで(笑)。誰を信用して、誰を信用しないか、どこまで自分でリスクを負うのかは旅人の心根次第。危険に巻き込まれるなら、自分に人を見る目がないか、安易に人を信用しすぎていたのだ。文化の「違い」、生活レベルの「違い」、彼らの目に映る「旅行者」としての自分を認識していないから、いらぬ危険にも巻き込まれる。
難しい。どこまで信頼して、どこまで信頼しないかというのは。
でも、おびえてばかりいては、何も新しいものを得られない。
自分が試される。自分の目利き力が試される。
私は、モロッコでそれほど嫌な思いはしなかった。多分相当ぼられたりもていたろうけど、まぁ、それも許容範囲内だし。たとえば、現地の人がミントティーを頼んでも、普通のカップに出されて、一杯多分20-30円程度の値段。ところが私が頼むと銀製のポットで持って来てくれて300円とか取る(笑)。現地ではイタリア人とモロッコ人の男性に、地元の美味しいお店を教えてもらったし。彼らと日帰りで絨毯の街へ行き、そこで押し売りされそうになってベルベル人とけんかしたりもした(笑)。まぁ、この男性たちは客を引っ張ってくる呼び込み役だったのかなと今では思うけど、強姦もされなかったし、殺されなかったし。ドラッグ入りのミントティーでもてなしてくれたし(笑)。ありゃ、絶対そうだ。でなきゃ、あんなにクラクラくるはずがない。
今度はちゃんとモロッコの中心部も見て、サハラ砂漠を見てきたいな。
あそこらへんは国境線が確定していなくて、紛争している地帯が確かまだあった気がする。
そんなこんなを思い出して。
このアズールとアスマール。見たいなと思う。
オリジナルはフランス語とアラビア語。吹き替えをしてしまっているのが惜しい。
できればフランス語部分、字幕でやって欲しかったな。アラビア語部分は、そのまま。というのも、アラビア語の「音」を、意味が分からなくても「音色」として体感して欲しいという監督の思いがあるから。この監督はフランス人だけれどアフリカ生まれであるらしい。アラビア語はとても難しい。Hに当たる音、フとかハみたいな音?が六音くらいある。喉の呼気で、聞き分ける。私には全部同じに聞こえるけど。
文化体験としての、アニメーション。監督の思うコンセプトも美しい。
美しいね、この紅いLeon。自分が獅子座だから余計に好き♪
日本語版はなんと、香川照之がアフレコをするそうだ。がんばるなぁ。
でも彼なら、安心かも。
明日から公開。
是非、見てみたい。
ジンは私をどこへ連れて行ってくれるのだろうか。
アズールとアスマール。
マウスポインターがジン(魔物)になっていて、動かすとジンが飛ぶ。かわいい♪
ヨーロッパらしい絵巻物のような絵。
リンクを開いた時の、この色彩の美しさと言ったら。
青い目のアズール。フランス語読みだとアズューフ(R音は喉の音なので)みたいな音になるのだろうか。おそらく、「青」の意味だよね。スペイン語だとアスールで、これもまた美しい青を想像させる。
北アフリカ、マグレブ地方を題材にしている。今のモロッコやアルジェリア等に相当する地域。モロッコ、好きです。スペインからフェリーで、モロッコのほんの端にしか行った事がないけれど、とても楽しかった。
街は貧しい。もう十年近く前の話になるけれど、スペインも南部に行けば観光地を覗いてはさほど裕福ではない。そこから渡っても、もうモロッコは空気が違う。建物のボロさ具合が違う。岸壁に着く前に分かる。一気に開発途上国に来た、と実感する国境越え。
現地ではうざったい男どもはついてくるし、押しは強いし、語学や計算には達者だし。そりゃ、疲れる(笑)。でも、好き♪人情が感じられる。スパイスとミントティー。クスクス。貧しいけれど、人が人であるということに、きちんと基本的な敬意を払っている。イスラムの民だもの。元来、イスラムの教え自体は、現地の風習、気候にとても叶った知恵の宝庫なのである。
迷路のようなカスバという古い街の中を少年たちが案内してくれたりする。全くの好意で。あるいは悪意も込みで(笑)。誰を信用して、誰を信用しないか、どこまで自分でリスクを負うのかは旅人の心根次第。危険に巻き込まれるなら、自分に人を見る目がないか、安易に人を信用しすぎていたのだ。文化の「違い」、生活レベルの「違い」、彼らの目に映る「旅行者」としての自分を認識していないから、いらぬ危険にも巻き込まれる。
難しい。どこまで信頼して、どこまで信頼しないかというのは。
でも、おびえてばかりいては、何も新しいものを得られない。
自分が試される。自分の目利き力が試される。
私は、モロッコでそれほど嫌な思いはしなかった。多分相当ぼられたりもていたろうけど、まぁ、それも許容範囲内だし。たとえば、現地の人がミントティーを頼んでも、普通のカップに出されて、一杯多分20-30円程度の値段。ところが私が頼むと銀製のポットで持って来てくれて300円とか取る(笑)。現地ではイタリア人とモロッコ人の男性に、地元の美味しいお店を教えてもらったし。彼らと日帰りで絨毯の街へ行き、そこで押し売りされそうになってベルベル人とけんかしたりもした(笑)。まぁ、この男性たちは客を引っ張ってくる呼び込み役だったのかなと今では思うけど、強姦もされなかったし、殺されなかったし。ドラッグ入りのミントティーでもてなしてくれたし(笑)。ありゃ、絶対そうだ。でなきゃ、あんなにクラクラくるはずがない。
今度はちゃんとモロッコの中心部も見て、サハラ砂漠を見てきたいな。
あそこらへんは国境線が確定していなくて、紛争している地帯が確かまだあった気がする。
そんなこんなを思い出して。
このアズールとアスマール。見たいなと思う。
オリジナルはフランス語とアラビア語。吹き替えをしてしまっているのが惜しい。
できればフランス語部分、字幕でやって欲しかったな。アラビア語部分は、そのまま。というのも、アラビア語の「音」を、意味が分からなくても「音色」として体感して欲しいという監督の思いがあるから。この監督はフランス人だけれどアフリカ生まれであるらしい。アラビア語はとても難しい。Hに当たる音、フとかハみたいな音?が六音くらいある。喉の呼気で、聞き分ける。私には全部同じに聞こえるけど。
文化体験としての、アニメーション。監督の思うコンセプトも美しい。
美しいね、この紅いLeon。自分が獅子座だから余計に好き♪
日本語版はなんと、香川照之がアフレコをするそうだ。がんばるなぁ。
でも彼なら、安心かも。
明日から公開。
是非、見てみたい。
ジンは私をどこへ連れて行ってくれるのだろうか。