闘いましたよ、アテクシは。エェ。
夜、TVを見ながら扇風機にぐゎんぐゎん当たっていた。
かすかな羽音を感じて、電灯を見上げる。
どこからやってきたのか。
大きな虫が電灯の周りを飛んでいる。
最初は「蛾」であろうかと思っていた。
しかし、蛾にしては羽が大きくない。
しかし、サイズ的には5㎝くらいはありそうな結構なサイズ。
長い触覚が見える。
え゛?
も、もしかして…。
君はゴキっ?
うっゎ。
辛い…。
飛んでる…。
バサバサ飛んでる。
今までゴキさんを何度か仕留めてきたものの、それはすべて床を這っている奴よ。
「飛ぶ」とは聞いていたものの、こんなにがっつり飛んでいるのに出くわしたのは、『人生28年』で生まれて初めて。(←自称『永遠の28才』苦笑)
うっわー、まぢか。
ひとり暮らしの辛さはココよ。
誰も助けてくれない。
自分で闘うしかない。
幸い、ハンディな所にキン○ョールが置いてあったのだが。(それもどんな家なのか)
この土壇場で「あれ、これってゴキブリに効くっけ?」と。
Gさんはパタパタと飛んで、壁にかけてある時計に落ち着く。
ま~ぢ~か~。
片目でGさんの様子を見つつ、手にした殺虫剤の効能を読む。蠅成虫、蚊成虫、の次にゴキブリと。
って、どれくらい効くんだろうかね、オイ。
もう一つの殺虫剤が置いてあるのは、少し離れた棚の上。
が、それを取りに行くには壁掛け時計の下を通らねばならん。Gさんがいる。
うーむ。どっちの薬が効くのか。
そうっと蟹歩きで、時計の下を通り、もう一つの殺虫剤を手にする。
はて、どちらがより効くのか判然としない。
仕方ないので、まるで宮本武蔵よろしく殺虫剤の二刀流で戦いに挑む。
時計に噴射、噴射!
よろっとして出てきたGさんはヨタヨタと歩きながら、飛ぶ。
ひゃぁっ!飛ぶなバカ者!
下駄箱の裏とかに逃げたけれど
許さん、許さん、許すまじ。
殺すまで、安心できない。
上手いこと陰に隠れてなかなか下駄箱の下から出てこない。
下駄箱を動かして、スプレー。噴射、噴射。
ようやく下駄箱の下から出てきても、弱っているもののしぶとい。
まだ触角は動く。
すげぇ、生命力だなぁ、G。
台所から中性洗剤を持ってきて、最後の一撃。
呼吸を止めるのだそう。
は~~っ
安堵。
後片付けが大変だ。
そこいらじゅう、殺虫剤だらけ。
下駄箱も動かしたから、今日掃除したばかりなのに、玄関マットのところに埃がついてしまった。
明日は来客があるので、掃除したのに…。くそぅ。
明日、もう一度やり直さねばならん。
でも、仕留められて良かった。
こっちに向かって飛んできた時には、思わず、腰が抜けそうになったよ(笑)。
怖かった~~~(めそめそ)。
どんな恐怖や困難にも自力で立ち向かうアテクシ。
えらい(笑)。
(だって、自分でやらなきゃ、誰も解決してくれないからね)
ついに出たか~。
薬、置いておいたんだけど、ダメかなぁ。
さらなるG対策をせねばならんか。
まったく。
とりあえず、今宵は勝利できて、良かった♪
飛んだの見たの、初めて。
話には聞いていたけど、これは怖いゎ…。
予測不能だもん。進路が(笑)。