9月19日、バンコクで歩行者が横断歩道を渡っている最中、スピード出して突っ込んできたバイクに衝突され、その場から10メートルも吹き飛ばされました。
男性は肋骨を骨折し、脾臓破裂の重傷を負い、病院に搬送され、ICUに入院し、脾臓摘出手術を受けました。
この事故は、サティアン・タマサタン瞑想センターの前のワチャラポン通りで発生し、CCTVカメラにもしっかり記録されていました。
事故を起こした33歳のバイク運転手は逃走せず、不注意を認めています。
タイの場合、事故が重大であればあるほど、その場から逃げ出すやつが多い中、逃げずに不注意を認めているだけ、殊勝なドライバーと言えるかもしれません。
タイに長くいる人はタイがどういう国かわかっているのでこういう事故には遭いにくくなりますが、
旅行者などタイを理解していない人は、例えば日本と同じ感覚で道路を歩いたり、横断したりするのは非常に危険です。
私も過去に2度ほど横断中の歩行者がバイクにはねられるのを間近で目撃しています。
2度とも若い白人女性で、一人はかなり重症で意識もなくなっていました。
バイクはその場から逃げ去りました。
運が悪いとそのあとも悲劇が続き、救急車内で貴重品を盗まれることも多々あります。
タイでは負傷者を救護することより、損害賠償や治療費などを恐れ逃げる輩がほとんどです。
実際、被害者からの治療費などの請求に、金がないで済むケースが多々あるようです。
ましてや相手が外国人や旅行者ならなおさらです。
タイ人は外国人を差別する国です。(一般タイ人、警察、弁護士、保険会社などすべてが加害者であってもタイ人に味方します)
そういう国ですから、横断中の歩行者を保護するような感覚はないに等しいのです。
「早く渡れよ邪魔だな、時間の無駄だ」「乗り物にも乗れない貧乏人が!」ぐらいの気持ちで多くのタイ人はいるのです。
歩行者は青信号だから横断できる権利があるなどと意地を張っているとこういう目に合います。
この事故は信号のない横断歩道のようですので、歩行者は走るべきだったと思います。
正しいわたり方は、左折する車両やバイクに気を使いながら素早く、できれば走って渡るのが正しいわたり方なのです。
タイでは前方が赤信号でも左折できる交差点がかなりありますし、信号無視して突っ込んでくるバイクも珍しくありません。
スマホをいじりながら歩くなど自殺行為で、もし事故っても警官は歩行者が悪いと決めつけられますよ。
これらはそのまま歩道での歩行にも当てはまります。
タイの歩道はバイクが前後から堂々と走ってきます。
歩行者が真ん中を歩いているもんなら、クラクションを鳴らされます。
タイは日本ではありません。日本の習慣や常識は通じません。
小さなお子さんやご老人、障害のある人(道路や歩道を車いすで走行することはかなり困難です。歩道橋にもスロープやエレベーターはなく雨ざらしの階段のみです)などは本当に注意が必要です。
車道のマナーはさらにひどく、想像を絶する状態です。リアルマッドマックスの世界です。
車だけでなく、歩道や道路はデコボコだらけで、釘や鉄筋がむき出しになっていたり、電線が垂れ下がっていたり、マンホールのふたが開いていたり、街灯がつかず倒れ掛かっていたりとジャングルを歩くより危険かもしれません。
しかも暑く、いつスコールになるかもしれず、公衆トイレはありません。
さらに、歩道には屋台が出ているため非常に狭くなっており、乞食もたくさんいるし、ひったくりやスリもいるの一瞬たりとも油断ができません。
微笑みの国だなんて安心していますと、身ぐるみはがされてしまいますよ。
他にも麻薬、銃、詐欺(コンビニ店員はよく寸借詐欺をしています)、洪水、そして様々な感染症性病の坩堝です。
こういう国ですので、スリルを味わいたい人には楽しいかもしれませんが・・
タイの半年もいれば目つきが鋭くなると思います。
当ブログでは、タイはいいとこですよ~なんて在り来たりのことは書きません。
実際のタイをそのままお伝えしています。