タイのテレビ報道によると、25人をかんだイヌ2頭が狂犬病に感染していたことが判明し、地元当局が8月31日、周辺地域のペットのイヌ、ネコなど約2300頭に狂犬病ワクチンの一斉接種を行うと発表した。
タイでは昨年、狂犬病で6人が死亡した。死者は東部チョンブリ県2人、ラヨン県1人、東北部スリン県2人、南部ソンクラー県1人。
タイには狂犬病が現在も存在します。
狂犬病は犬だけではなく、猫などその他の動物からも感染します。
もし、感染した動物に噛まれたり傷口をなめられたりすれば狂犬病が感染する可能性が大です。
発症前であれば噛まれたあと24時間以内に狂犬病ワクチンを接種しなければなりません。以後1週間おきに4~5回の摂取となります。
短期の旅行者の場合、日本へ帰国して同じワクチンを継続摂取しなければなりませんが、噛まれるという前提で渡航前にワクチンをうつことも可能です。(保険適用外、実費全額自己負担)
もし24時間以内に接種しないで狂犬病が発症した場合、残念ながら死を待つしかありません。
現代医学では治療法は存在しないのです。
1度狂犬病を発症した患者の動画を見たことがありますが、まるで狼男のように変貌していました。
異常に風や水を嫌い、死を待つだけとなります。
まるでゾンビに噛まれたようです。
ただゾンビは有効なワクチンは存在しませんが(あくまでも映画内の話)、狂犬病にはワクチンがあります。
そんな危険な感染症が町中に無数いる野良犬や野良猫から移される可能性がタイでは高いのです。
特に野良犬はコンビニなどの店内に平気で入ってきます。
店員も宗教的教えなのか、追い払うことはまずしません。
わたしもセブンイレブン店内で商品をとろうとしたときにがガブッと噛まれました。
すぐワクチン(計5回)は打ちましたがこのワクチン、なんだか体の免疫力が上がる感じがします。
犬には罪はない、放置しているタイ政府が悪いので犬を嫌いにはなりません。
なれない旅行者の方は、コンビニ内といえども油断できませんよ。
タイはトイレに入る前にもヘビの有無をチェックしなければならない国です。
ノホホ~ンとしていたらタイでは生きていけません。
生き馬の目を抜くような国なのです。
そんなタイで一番気を付けなければならないのは、コブラでもワニでも狂犬病でもなく、金に異常に貪欲なタイ人なのかもしれません。