尖閣諸島
6月3日〔月〕晴れ
1日のシャナハン表明から習近平皇帝はかなり追い込まれているらしい。
窮鼠猫を噛むの例えのとおり、突発的な動きを見せるのではないかと心配している。
トリガーは、米中貿易戦争の帰趨は圧倒的に米国優位に推移していると言うこと。
次に安倍首相のイラン訪問の結果次第では、米国は2正面作戦を余儀なくされると言うことである。
昨日書いた様に、台湾問題は米中双方にとって世界戦略の要ともいうべき課題である。
特に習皇帝にとって、もし台湾が独立でもしようものなら、確実に皇帝の座を追われる事になる。
彼としては米中全面戦争も厭わない局面だ。
そうなれば世界大戦にまで至るかも知れない。
ただ、彼にとって前段階のステージがある。
尖閣を日中の領有問題として紛争化させるのだ。
武装漁民を上陸させ実効支配にまで持っていく。
米軍はすぐさまの介入にはたじろぐ筈だ。
自衛隊は9条の壁に阻まれて有効な手を打てない。
この状態のまま台湾と沖縄を伺うのである。
この段階での国防動員法の発動は要らない。
日本にとっては第2の竹島問題が生じた訳だ。
だが中共にとっては軍事的目的は達する。
日本の領海に航行の穴をあけてしまった。
これを阻止するためには、9条の改正が直ちに必要なのである。
そんな時に首相はG20とイランに釘付けになる。
おまけに選挙だ。
いやはやこの国の将来は?子雀たちの未来は?
〈今日3日 梅雨入り前の 気鬱かな〉放浪子
季語・梅雨(夏)