くもり空から時おり小粒の雨がおちてくる天候でした。といって霧雨のようでもありません。
はらはらと降る小雪が気温に敗けて嫌々しながら地上に降りてきた、そんな感じです。
川へ行くのをためらっていましたら、結局友人からの電話で行きそびれてしまいました。
ご譲位の記事が続きましたのでお叱りの電話です。しつこ過ぎるから、も少しサラッと書け、
あれではせっかくの天皇フアンが減るぞ!と言うお叱りでした。
ということで、今日はやわらかく暦(こよみ)のことを少し書きます。
改暦の経済的効果は書いたとうりです。だいたい西暦が一般的に使われだしたのは
戦後のことです。これもGHQの指導ですよ。
ただし、太陽暦を採用したのは明治五年のことです。随分と反対の意見があったそうです。
文明開化のシンボリックな転換だったのでしょうけれども、伝統文化に携わっていた人たちや
四季の天候にかかわる農林漁業にいそしむ人たちは戸惑ったようです。
文芸文学の世界では未だに影響がありますよ。たとえば、俳句歳時記などには
「季語=五月雨(さみだれ)・・・旧暦の五月にふる長雨のこと」 と、注釈をいれて
ー 五月雨を あつめて早し 最上川 ー 芭蕉
と例題をあげてます。
五月に降る長雨? 梅雨のことかな。
そのとおりです。旧暦五月は今の六月ですから。
高浜虚子の句にこんなのがあります。
- 蚊の居ると つぶやきそめし 卯月かな - 虚子
卯月は四月の異称です。四月に蚊?となりますね。陰暦の四月ならば今の五月ですから
納得がいきます。
「サクラ~、サクラ~、弥生の空に、霞か雲か・・・」と謡われる歌詞も季節感がずれます。
現在の弥生である三月に咲いている桜は緋寒桜などで雲や霞のようには咲きません。
花は四月でしょう。であれば四月を弥生(=三月)にかえるべきです。
超大国アメリカはトランプショックで、イギリスもメイ首相が独立独歩の政策をします。
背景には、ボーダレス・エコノミーに象徴される近代西洋文明に対する反省があると
文明批評家たちが言っています。グローバリズムにストップがかかりました。
であるならば、世界第三位の経済大国日本は、歴史的伝統回帰を遂げることで
おとなしく淑やかに存在を世界にアピールしましよう。それは陰暦に戻すことです!。
< 平成の 御世を言祝げ 福寿草 > 放浪子
一月三十日(月) 曇り 時折小雨
午後から気温が下がり始める
夜半から雪になるかも、風邪に注意
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