みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

夏の市

2017年05月20日 | 俳句日記

「人間は、賑わいを消費する」と主張し
たのは、日本政策銀行の藻谷浩介さんで
あった。もう20年前のことである。
なるほど!と思った。

全ての生き物は、生きる為に「集う」。
あるものは食を求めて、あるものは防衛
の為に、そしてあるものは自己を確認す
る為に、お釈迦の教えで言えば、縁起を
求めて集うのである。

毎朝お参りする護国神社で、今日はフリ
ーマーケットが催されていた。準備の段
階から人びとの顔は明るい。
大濠公園を一周して、2時間後に現場に
戻ったが、すでに黒集りであった。
一応に、健全な何かを期待した笑顔に溢
れている。野卑な作り笑顔ではない。

ネバ綿を薄く広げたような青空と、新緑
の森に囲まれた夏の市に集った人々を、
12万柱の英霊は、どのようなお気持ちで
眺めておいでだろうか。

〈清魂の 微笑み眺む 夏の市〉放浪子

5月20日〔土〕晴
大濠公園では、様々なお国の人々とお友
達になれる。
今日もスイスからの旅行者と親しくなった。勿論その場だけのことである。
皆、日本を綺麗な国だと言ってくれる。
そのうち日本人の心が、押し並べて美し
いからだと解るだろう。
くれる。




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