みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

筥崎八幡放生会の賑わい

2017年09月14日 | 俳句日記

古来から、湊の街として知られた博多の
お宮らしく、筥崎様の参道は博多湾へと
向かっている。
入り口の大鳥居から露店が賑わう。

どこのお祭りでも同じだが、そこに集う人々の姿は幸せに満ちて、この時ばかり
は魂が丸い。
持続可能型社会の原点がここにはある。

文化の伝承があり、


憩いがあり、

家族の絆があり、


恋があり、


喜びがある。


そして、互いの健康と長寿への気遣い。

今の時期は新生姜が出回る。
葉は洗って湯に浮かべ、茎は切って匂い
消しに、根は寒い冬に備える常備薬だ。
捨てるところとてない古人の知恵。

博多の衆は、放生会に来れなかった人の
土産に新生姜を束ねて持ち帰り、町内の
人々に配って回った。
私も、93歳の母の為にひと束買った。

祭りには、忘れてならない事がある。
出逢いと交流である。
私も、国際交流と洒落込んだ。
彼らは、テキサスから来た教師だった。

お似合いのカップルで、和装も似合う。
再会の幸運を祈りながら、お別れした。

そして、命の継承がある。
あの子も間も無く、お姉ちゃんになる。

来年はもっと楽しい祭りになるだろう。

祭りはいい。
祭りは持続可能型社会の原点だ。
私も、ここでこの子の笑顔に出会った。

着崩れした浴衣が、尚、可愛らしい。
この子達の未来が平和であって欲しい。

〈畏みて 願い叶へよ 放生会〉放浪子
季語・放生会(秋)

9月14日〔木〕曇り のち雨
しみじみと秋の静けさの中にいた。
公園も静かだった。
ショパンのノクターン集を聴きながら
ブログを編集した。
随分撮った写真の選択に迷った。
終日、静かな秋だつた。
禅定と言う言葉が去来した。










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