みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

天皇誕生日と熊本菊池神社

2018年12月23日 | 俳句日記

熊本県菊池市の菊池神社

12月23日〔日〕曇り

平成最後の天皇誕生日である。
来年は元号が変わり日付けも変わる。
旧友たちと語らって、皆にゆかりの菊池神社に参詣することにした。

午前9時に福岡市を出発、途中筑後市のご自宅で
三人目と合流して菊池市に向かう。
元筑後市の市議会副議長を務めていただけに玄関先には国旗が掲げられていた。


福岡市からここ迄が90分、ここから菊池市の中心部に位置する現地迄が90分、3時間の往路だ。
途中雨が降って来た、古史ゆかしい境内で赤飯弁当を開く計画がここで潰えた。

参道を登ると雨に濡れた苔むす桜の木と石灯籠が
建武の昔に我々を誘う。
当社は桜の名所としても夙に知られている。


主祭神は「建武の中興」の時に後醍醐天皇に従って勇猛で鳴らした菊池一族の12代武時、13代武重、15代武光公である。
他に一族26柱が祀られる。

故に当社は、楠木正成公を祀る湊川神社とともに
建武中興十五社に数えられている。
三人は今上のご健勝と皇室の弥栄を祈念して、境内の菊池歴史館へと足を向けた。

当館には初代から22代までの肖像画と遺物が納められている。
西郷隆盛(菊池源吾)、松尾大佐(シドニー港潜航攻撃)、菊池彩花(平昌五輪金メダリスト)の系図、写真、色紙等も有った。


平昌五輪女子パシュート優勝


菊池彩花さん

勿論、元寇の竹崎季長の絵図も展示されている。
三人はそれぞれが縁者であることを、誇りとも励みとも感じ神社を後にした。

〈こよなきは ゆかりの宮の 冬の雨〉放浪子
季語・冬の雨(冬)









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