みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

納めの結愛地蔵

2018年12月24日 | 俳句日記


12月24日〔月〕冬晴れ

今日は「納めの地蔵」の日。
今年最後のお地蔵さんの縁日です。
近所のお世話人さんは準備に余念がありません。
朝早くからご苦労様です。

師走に入ってから始まる「納めの〇〇」には7種ありますが、それぞれの信仰の対象となる神仏に一年のご加護を感謝する日とされてます。

5日の水天宮に始まり、
8日のお薬師さま、
10日の金比羅さん、
18日の観音様。
21日が唯一の実在人物“弘法大師”の命日に由来する縁日「納めの大師」、人気の程が知れます。

そして、今日24日が地蔵菩薩の「納めの地蔵」。
年内最後が28日の「納めの不動」となります。

これらは古来から年中行事なのですが、なぜか季語にはなっていません。
思うに、他にも尊崇の対象は沢山お有りなので公平を期したからでしょう。

筆者は敢えて季語として使っています。

この中でも我々日本人にとって最も身近なのがお地蔵様です。


《♬ 村のはずれのお地蔵さんはいつもニコニコ見てござる、元気で遊べと見てござる‥‥》

と、童謡に歌われているように地蔵菩薩は子供の守り本尊と言われる事が多いのですが、実は大地をお守りする仏様で、凡ゆる災害から衆生を救う為に地上に遣わされた菩薩様なのです。

大地は万物を生み出す象徴ですから、特に子供たちを守る仏様とされたのでしょう。
お地蔵様を大切にする心があれば、今年2月の結愛チャンの事件など無かったでしょうに。



奇しくも外来のXmasも子供に愛を教える日。
サンタもお地蔵様も同じ神さまなのです。

〈化身して 諭すか納めの 結愛地蔵〉放浪子
季語・納めの地蔵(冬)




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