みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

新嘗祭と勤労感謝の日

2017年11月23日 | 俳句日記

日本の伝統行事である「新嘗祭」が突然
「勤労感謝の日」となったのは、昭和28年制定の「国民の祝日に関する法律」に
よる。

当時はまだ米国の占領統治下にあった。
GHQは日本の祝祭日を天皇の国事行為
から切り離すために新嘗祭をアメリカの
感謝祭にならって勤労感謝の日とした。

趣旨は「勤労を尊び、生産を祝い、国民
互いに感謝しあう日」というもの。
それはそれで理に適っているが「神」が
抜け落ちているのである。

「新嘗祭」の本旨は、神に収穫を感謝す
る神事で単に収穫を喜ぶものではない。
米国は、どうしても日本人を神から引き
離したかったのである。

GHQのコミュニストは、信心深い日本
人を神から引き離し、解放することに並
々ならぬ使命を感じていた。
それが、彼らの良心であるかのように。

それでいて、米国の感謝祭でも欧州での
収穫祭でも、キリスト教の神には懇ろに
感謝をするのである。
日本の神に対する偏見以外考えられぬ。

あれからもう70年も経った。
いい加減アメリカさんから解放されて、
新穀を神前に供え、天地の神々に五穀の
実りを感謝するという本来の日本の祭り
を取り戻したらどうだろう。

それにしても、現在世界には27の王室が
あるそうだが、バチカンの法王以外で、
我国のご皇室の様に、専ら祈りを持って
上に立つ国家元首はいるのだろうか。

もともと日本は、祈りによって国の根本
を知らしめす国であった。
世界に誇っても良いのではあるまいか。

〈神さぶる 社や尊し 新嘗祭〉放浪子
季語・新嘗祭(冬)

11月23日〔木〕晴れ
北鮮情勢は、どうやらクリスマス前後が
危ないらしい。
私は日本に留まるが、余裕のある人は海
外旅行にでも行っておいでなさい。
こんな時に‼︎などとは言えない。
手分けして日本の存続を
図らねばならない。
一人ひとりが使命を担うことが大切だ。