みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

鳰(にほ)どり

2017年11月21日 | 俳句日記

今朝の大濠公園の日の出は美しかった。
久々の朝弁である。
鳥たちもたくさん寄ってきた。
真鴨、大バン、カモメ、ヒドリガモ、中
に珍しくカイツブリもいた。


古語で「にほどり」とも言う。
留鳥なのでいつでも見られる水鳥だが、
冬場は独特の鳴き声と相まって目立つ。
従って、冬の季語となっている。

「ケ」とも「キ」ともつかぬ音色で鳴き
上がり、鳴き下がる風情が、冬の湖水の
景色に良く調和している。
どこか寂しげな声だからかも知れない。

肉食であるから巧みに水をくくる。
その時は、人間が伸び上がり大きく息を
吸って頭からダイブするように、思い切
ってクチバシから突っ込んでいく。

一旦潜ると、なかなか上がって来ない。
潜った場所に姿を見せることは、まず有
り得ず、かなり遠い所まで泳ぐ。
執拗に魚を追いかけているのだろう。

〈鳰どりの ひょいと顔出す 水の面〉放浪
子 季語・鳰どり(冬)

11月21日〔火〕快晴
福岡空港への米軍機の離着陸が増えて
いるらしい。
いよいよ緊迫の度が増している。
福島県郡山市では会津からの雪が
しきりに飛来しているようだ。
寒いだろうが、雪ならばまだ良い。