鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

鉄道模型大集合 IN OSAKA  その2

2023年10月03日 | 模型車両

昨日の続きです。

体育館の2階には3つのクラブが出展

鉄道模型校友会です。 こちらも車両作りが好きなクラブで、近鉄を始めいろいろ並んでいました。 その中で、この白と青の車両はいやに背が高くて何だかわからなかったのですが、写真を見て、モノレールだと分かりました。 台車に乗せて搬送中なんですね。 いろいろ考えて作っておられます。

 

日本トロリーモデルクラブでは、架線を張った小さなエンドレスで、ピューゲルの講義中。 うまくバネを使って、前後どちらにも倒れる仕組みで、走行中も架線に沿って、ピューゲルが上がったり下がったりしていました。

 

これらの作品は全て、先日HNモジュールの運転会に来て下さった、Hさんの作品です。 魚の絵が描いてある電車を何気なしに眺めていて、ひょっとしたら、これも作られたんですか? 魚の絵はどうやって貼ったんですか? それは、プリンターを使ってなんじゃらかんじゃらです。 

よく分かりませんでしたが、最近本物でこういうラッピング車両が多いので、模型を作るのには苦戦です。

市販の模型車両であれば、車体自体に印刷している様ですが、家庭でできる工作でラッピング車輌を作るのは並大抵ではありません。

 

先頭のおでこの上にある表示灯ですが、これを点灯式にするのに苦労したとのこと。正面から写していないのですが、多分「鮮魚専用」とかの文字があって、それをLEDで照らしている。 よく見るとLEDの配線が見えますが、これは大苦労でしょう。 

(近鉄の鮮魚電車は伊勢から大阪まで魚屋さんが電車に魚を乗せて運んできます。 これは、その専用電車です。 昔、鶴橋駅で魚を運んでいるところを見ましたが、魚の匂いがすごいです。私は嫌いじゃないけど。)

 

他の車両も、ほとんどのライト類を点灯式にしているので、やっぱり言っていました。 車両作りの半分ぐらいの労力をライト点灯のために使っている、と。

わかります、わかります。 レイアウトでも家の照明や街灯の照明は、物凄く大変なのです。 電線を繋がないとライトは点灯しないんですから。

 

ついでにもう一つ、これもヘッドライトの点灯には苦労したとのこと。 まあ、苦労しても出来た時の喜びは、苦労を忘れさせるのでしょうけれど。

 

HOJCというクラブは、1/87のクラブです。 1/80はありません。

 

うわー、 懐かしいという様なコントロールボードを使っていました。 でも、このクラブは結構DCCで走らせています。

 

横にあったコントローラーです。 新しいタイプの様でDCCかなと思ったら、アナログですね。 どこのメーカーか知らないけれど、スマートです。 でもね、進行方向のスイッチが、前進、後進となっていて、前後のスナップスイッチ。 電車ならどちらが前かわからないし、模型ではコントローラーに対して右か左に走らせるので、こういう前進後進のスイッチではだめなんです。 横に動く様にしないと不便です。 メーカーさんは模型を動かしたことがないのではないでしょうか?

 

情景がある部分があります。 Uさんの作品です。 もちろん1/87です。 そして走ってきたのが、こだま型。 この先頭車はディアゴスティーニです。 それって、本屋さんのディスプレイモデルじゃないの? そうです。 走る様にしたのです。

でもね、機関車なら一台だけれど、電車は先頭車しか売っていないのに他はどうした? 作ったんです。 やる〜う!

 

これみんなディアゴスティーニです。 でも、第1号は安いけれど、2号以後は高いんじゃない? いやいや、模型車輌を買うことを考えると安いんです。 なるほど。

 

これだって、ディアゴスティーニです。

 

もちろん、ディアゴスティーニだけではないです。 今年の競作は「電車」というタイトルでみなさんいろいろな電車を作って来られています。 しつこいけれど1/87です。

 

横に置いてあった、このレイアウト。 すべて1/87で、本物の軌間が違うと模型でも線路の幅が違う。 内側から6.5mm、9mm、12mm、16.5mm、10.5mm だったと思うけれど、1/87のものはなんでも走らせられる。DCCも使っています。

 

ここのクラブにはギヤ関係に詳しい人がいて、いろいろなギヤを作っています。

 

 

別棟には2つのクラブ。

すみません、脱線会はお食事の最中でした。 以前はこの建物の下にレストランがあって、そこで食事できたのですが、今はどこのクラブでも弁当持参です。

 

脱線会の小さなエンドレスです。 ここで、C12とB10だろうか。 止まっていると思ったら、どちらもゆっくりゆっくり走っていました。 私から見れば、これって凄いことで、模型をゆっくり走らせるのは、かなりの技術が要ります。 

まあ、それにしても懐かしいコントローラーです。

 

関西鉄道模型クラブはしっかりとした道床を作って長編成を走らせています。

 

こうやって、昔から使っている線路は、つなぎ目のところで線路が傷むのです。 そこで、どのクラブの線路もつなぎ目も観察してHNモジュールに応用しようと思って見ているのですが、このクラブでもつなぎ目はすごく補強してありました。

こちらはHOJCのつなぎめ。 これもしっかりと補強してあります。 そして、線路も斜めに削ってあります。 HNモジュールの皆様、ご自分のモジュールの線路の端をしっかりと補強しておいてください。

 

さて、関西模型クラブ、行った時にはDBの電気機関車が軍用列車を引っ張っていました。 それにしても、夥しい戦車と軍用車の数です。

 

阪急電車の横を、驚くほどの戦車群が通っています。 圧倒されました。 これだけ持っている人なら、家にも大きなレイアウトがあるのではいかと思いました。  凄い!  

それから、これだけの貨車を引くのにはかなりの牽引力が要ります。 真鍮製の車輪の機関車ではスリップして牽けないでしょう。  やはりドイツ製の模型は絶対にゴムタイヤを履いているので、電気機関車一台で、これだけの軍用列車を牽いてスムーズに走れるのです。

 

こちらはC62が引くブルートレイン。 ブルートレインは蒸気機関車牽引の頃の客車だったんだ。

ここで、私目は、カメラの深度合成を使って撮影。 たまたまここで止まっていたので撮れたのですが、前から後ろまでピントが合っているはずです。 でもね、手持ちで撮ったので少しブレているかもしれません。

 

阪急です。 たくさんのクラブが出ている中で、唯一プラットホームがあるレイアウトです。

 

運転会見学は以上ですが、やはり阪急や近鉄、京阪などなど、関西の車輌をたくさん見せてもらうことができました。

そして、皆さん、楽しく模型作りをしている様子を見させていただきました。 ありがとうございました。

 

パンフレットの最後にあった昨年の集合写真です。

 

また、来年お会いできれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

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