鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

ギター 鑑定団

2023年10月12日 | 雑談

テレビ なんでも鑑定団で

この方が、クラシックギターを番組に持ち込み鑑定してもらいました。

 

この方は自分でもギターを作っていて今はやめているそうですが、クラシックギターではなくてフラメンコギターの製作です。

この2つは大きさも形も似ていますが、材質や音色が違ってクラシックギター奏者はフラメンコギターは使わないし、フラメンコギター奏者はクラシックギターを使いません。

 

この方はギターのコレクションもしていて、作っていたのはフラメンコギターですが、コレクションはほとんどクラシックギターです。 それにしても、たくさん集めています。 お店じゃないですよ。

 

鑑定に持ち込んだものはこれ。 見れば普通のギターですが、

 

サントス・エルナンデス作のギターで、製作年は1941年で、私が生まれるよりも前です。

傷ひとつ見当たらずに、新品に見えます。

 

ここでギターの歴史の説明があって、15世紀にスペインで生まれて、宮廷などでも弾かれていましたが、音量も小さく、ささやかな民族楽器程度の扱いでした。

 

その後、ギターも改良されて音量も大きくなりました。 そして、アンドレス・セゴビアが現れて、クラシックギターをピアノやヴァイオリンと肩を並べるコンサート楽器としての地位を確立したのです。

そりゃあ、私の若い頃から、セゴビアと言えば、神様みたいな存在で、クラシックの名曲を弾くのはもちろん、この人の音色はセゴビアトーンと言って、甘くてしっかりした音で、未だにこの音色を出せる人はいません。

ちなみに、私が若い頃ギターを習っていた先生の先生がセゴビアで、いわば、ひ孫弟子になるのでしょうが、そう言うと世界中のほとんどのギターを習っている人はそれぐらいになるほど、多くの人がセゴビアの教えを受けています。

たしか、フェスティバルホールで生演奏を聴いた記憶があるのですが、はるか昔のことで定かではありません。

 

さて、鑑定に出たギターの作者、サントス・エルナンデスは、マドリッドの、ギター製作の巨匠マヌエル・ラミレスの工房で学んだとのことです。 そして、セゴビアもラミレスのギターを使っていましたが、多分サントス・エルナンデスが手がけたものではないかと言われていたとか。

 

セゴビアが弾いていたのはあくまでもラミレスのギターでサントス・エルナンデスブランドではありませんが、褒めています。

 

そして、鑑定団に出たこのギターは持ち主も知らなかったのですが

 

現在、日本で最高のギタリストとも言える、福田伸一さんが借りてレコーディングしたギターそのものです。 これは鑑定団で調べたのですが、鑑定結果はこの方が使ったと言うプレミアもついています。

 

放送では福田真一さんの演奏で、ビラロボスの前奏曲1番の演奏がありました。 この曲は一昨年私も人前で弾いたのですが、かなりひどい演奏でしたが、福田真一さんは当然ですが桁が違います。  素晴らしい演奏です。

この福田真一さんの話は鑑定が終わった後にあったのですが、ここでは先に書きました。

さて、鑑定結果は

これです。 桁を間違わないように読んでください。

1000万円です。 

 

クラシックギターが一台でなんと、1000万円、驚きです。 

サントス・エルナンデスはとっくに亡くなっているので、遺作というか、もう作ってもらうことはできないので骨董的な値打ちもあり、それで800万円ぐらい。 福田真一さんがレコーディングに使ったというプレミアで200万円アップで、1000万円とのことでした。

 

ちなみに、私のギターは

購入した時の写真です。 1年半ほど前です。

ホセ・ラミレスの工房です。 もちろん初代のマヌエル・ラミレスではなく、5代目のラミレスさんの作です。

確かに高価だったですが、とてもとても1000万円というものではありません。 

 

ホセ・ラミレスの名前があります。ということで、ギターはヴァイオリンほどではありませんが、弦楽器はそれなりの値段がするものなんです。

 

 

 

 

 

 

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