水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
解析・コメントして交流できたら最高至福です。

「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その10:地下水中ラドンと地震との関係について)

2012-03-02 | 日記

'12-03-02
 最近、東日本沿岸沖周辺で地震が発生しています。首都直下型大地震の可能性も含めて心配な昨今です。

 衆知のように地震発生要因として一般的に地質(主に、活断層)の影響が懸念されています。津波の発生もなく、かつ中規模地震なのでひとまず安心ですが、・・・。
 
SHIINING-STAR
@0919_tatsu
によれば、
「再びHAARPに異常な地震波がきている状況です!!。このような連日に掛けての異常は観ないような気もする!!ラドンはリバウンドしたが、その他の宏観現象からはいつ急変してもおかしくないような状況です。房総~福島沖は今後も眼が離せません!!
 
参考情報:
1人あたりの年間線量(世界平均) 自然放射線から受ける線量 

出典:国連科学委員会(UNSCEAR)2000年報告
(「原子力・エネルギー」図面集2009)

 既報でも記載しましたが 、地震の予知・予兆として、「地震雲」の発生が言われています。

 大地震前に発生する地震雲は水が蒸発する時に形成されますが、
その過程において、
さまざまな要因(電磁波・電波、地磁気、音響、熱、・・・)および物質(オゾン、イオン、ラジカル、ニュートリノなど崩壊放射線、放射性物質のエアロゾル、地殻土石、・・・)などが関与し合っていると思っています。
 すなわち、既報に記載した「爆縮」、「電波ノイズ」、「竜巻」、各種の宏観現象などが副次的に発生していると推察しています。
 詳しくは、既報「地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載の整理」を参照ください。

 そこで、今回は自然放射能の代表として一般的には大気中に存在する気体「ラドン」に着目して、地震の前兆として地殻から放出される「ラドン」と「水」との関係を調べました。

(転載開始)

 ラドンにも急落とは
どの様なメカニズムで地震に結びつくか?に対する考え方
SHIINING-STAR @0919_tatsu
(一部抜粋しました。)
「ラドン上昇(地殻に圧力が掛かり岩盤から大量なラドン放出)→下降(圧力が掛かりきりラドンが抜けきる)→静穏期間→臨界点に達し地震発生。 簡単に言えば、こういった感じですね。

兵庫県南部地震前の西宮市における地下水中ラドン濃度変動 

兵庫県西宮市において、1994年10月末から地下水中ラドン濃度の異常な増加が観測された(図1)。ラドン濃度は1995年に入っても増加し続け、1月8日に平常値の10倍以上という最高値に達した。約3日間高いレベルを保った後ラドン濃度は急速に減少し、1月16日の夕方までにほぼ平常値に戻り、再び増加し始めたところで兵庫県南部地震が発生した。観測井が位置する地点は兵庫県南部地震により震度7の激震にみまわれており(図2)、この激しい揺れで測定装置の1部が破損したため、地震直後のデータを取ることはできなかった。測定装置を修理して観測を再開したのは地震発生 5日後の1月22日夕方であるが、この時は既にラドン濃度は平常値に戻っていた。

・・・ラドン(222Rn)はウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されている(図3)。またラドンは水に溶けやすい希ガス元素であるため、岩石表面から地下水中に溶けだし、地下水の流れに乗って地殻中を移動する。
一般に、地下水中のラドン濃度は帯水層を構成する岩石中のウラン濃度に比例して高くなる。しかし地下水中に溶出するラドンは、岩石中で生成されたラドンのうち地下水に接触している岩石のごく表面で生成されたものに限られる。したがって、岩石の平均粒径が小さく、また微小な亀裂が多数存在するなどして、地下水と岩石が接触している面積が大きくなるほど、地下水中のラドン濃度は高くなる。このように地下水中のラドン濃度は地殻を構成する岩石の化学組成だけでなく、構造の違いを反映して変化することが期待できる。



・・・」
本文を詳しく読む

(転載終了)

ラドンニュートリノなど崩壊放射線(地下)、放射性物質のエアロゾルと同様、「水の性状変化」」をさせて、水中のオゾン、イオン、水変性ラジカル、地殻の土石などの変化に影響していることが推察されます。

関連投稿:(メモ)
(その6):水中での放射時の挙動    
JASV 会報 「Cryptosporidium の環境汚染と消毒技術
http://www.e-jasv.com/gijutu_pdf/koshu_05_morita.pdf
「・・・放射線が水中を通過するとき、水中で均一に起こっているのではなく局所的に起こり、ラジカルやカチオン等の活性分子を高濃度で含んだスパー(spur)と呼ばれる領域を形成しています。スパーはアルファ線によって最も形成されやすく、このことは体内被ばくではアルファ線が最も危険であることにもつながっています。・・・」

「水」とはどのようなものか?に係る記載
(その1:放射能 汚染水対策を!)


(その13):08-28 福島沖の海洋汚染の解明を!
 ⇒数々の環境汚染・生態系異変を東シナ海全域に発生させている
中国政府から、福島原発沖の放射性物質の海洋汚染を懸念した
海産物検査に対する提言がありました。


異常気象など天変地異に影響する要因に係る考察と地質調査


地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載
爆縮現象よる予知の可能性は大)


地異に係る記載(岩盤崩壊時に発生するオゾン

インフルエンザウィルス感染と自然放射能との関係
(2次的に発生する紫外線オゾンの影響は?)


「水」とはどのようなものか?に係る記載
(その9:放射能を除去する水について)


環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載
(その17:今後、自然放射線との識別をどのように?)


最新の画像もっと見る