水徒然

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環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その16:食べ物のどこに放射能が蓄積するのか?)

2012-01-22 | 日記

'12-01-22(更新)
  放射能(放射性物質微粒子の塵)を体内に摂取・吸引することによる人体に及ぼす後遺症について今後注意しなければなりません。放射能について無知であるが故、遅まきながら、少しでも知識を個人的に得るために調べていきます。

 既報の「放射能を浄化する食べ物」に引き続いて、食べ物のどこに放射能など毒物が蓄積しているのか?に係る記載を調べていきます。

  今回は毒物として「放射能」を対象としました。

 食べ物は大雑把には動物系、植物系に分けました。
主に既報(その15)を含めた今までの投稿と新たに検索した結果を記載しました。
  生物学的、物理学的半減期は既報に記載
*周期律表(クリック)で原子番号、原子量(質量数)を確認できます。
*放射性同位元素(水素~ウラン、プルトニウムおよびその化合物一覧)

 本件、事実を誤らないために、修正を含めて、逐次、追加・更新する予定であります。

1.動物系
<補乳類>
 牛、豚、鯨、猪など
(既報の「人体に蓄積する主な放射性物質」を個人的に類推して記載)
•甲状腺:ヨウ素131
•肺:プルトニウム239
•肝臓:コバルト60、セリウム144
•腎臓:ウラン、ルテニウム106
•生殖器:セシウム137、プルトニウム239
•筋肉:セシウム137
•骨:ストロンチウム90、ジルコニウム、プルトニウム、ラジウム226、炭素14

<魚類>
 いわし、さんま、うなぎ、あじ、かつお、まぐろ など
1)魚の放射能汚染
へなちょこ自然保護から引用
http://henachokosizenhogo.blog.so-net.ne.jp/2012-01-17
(一部割愛しました。)
「・・・以下は私の仮説.
 魚が汚染された理由は,必ずしも「食物」が原因ではないかもしれない.つまり魚は海水をたくさん飲む.底生魚なら海水とともに泥も飲み込むだろう.海水や泥が汚染されていれば,その汚染を直接飲み込むことになる.おそらく魚はセシウムを「生体濃縮」して貯め込んでいるわけではなく,かといってナトリウム等のように積極的に排出するわけでもなく,魚体は単に受動的に,環境(海底の泥)と同程度のセシウム濃度になっているというだけの話ではないだろうか.・・・」という。


 2)ベラルーシの部屋ブログから引用
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8f05a2b234d6fe59ebbb3d40041da080
(一部割愛しました。)
「・・・例えば海洋汚染
ベラルーシには海がないので、放射能が海産物に与える影響はチェルノブイリのときにはデータがありません。
しかし、川や湖、池などは汚染されました。
それを海の場合に応用して考えるとこうなる、ということでした。

海のほうが放射能性物質は拡散され、薄まる可能性が高い。
しかし放射能性物質の種類によっては、比重の重いものは、遠くまで流されず、近海に溜まる。
比重の軽い物は遠くへ流されるが薄まる。
ベラルーシの場合、池や湖の底の部分に放射能性物質が溜まっており、
水面に近い部分はあまり放射能はなかった。

特に水底のぼこぼこした穴の底にたまっているので、そこを住処とする魚は汚染度が高かった。
今の日本の近海も そのような状態になりつつあるのではないか?

 さらに時間が経つとどうなるのか?・・・

やがて海草や藻を食べる草食の魚が放射能を体内に取り込んでいく。
さらにそれを肉食の魚が食べる。こうして食物連鎖によって、放射能の濃度が高くなる。

もっとも肉食魚に高い放射能がたまる状態になるには時間が必要で、いますぐこうなる、という話ではない。
肉食魚によってはたくさんのエサ(他の魚)を必要としてすぐ成長するものもいるし、そうでないものもいる。・・・・・

一番放射能が溜まってしまうと思われる肉食魚ですが、
そういう魚は大型のものが多く、普通日本人うろこも内臓も取ってしまいます。
また骨も食べないことが多いです。ストロンチウムは骨に溜まりますから、
肉食魚を食べるとき、骨を食べないようにすればいいのです。

また放射能性物質は内臓(肝臓や腎臓など)に溜まりやすいので、
それを取ってしまえば、人間の体の中に放射能性物質が入ってくるのを防げます。

ただセシウムは筋肉にたまりやすいので、
魚の肉を食べると人間の体内に入ってしまう可能性が
他の放射能性物質と比べると、高くなります。

セシウムを魚肉といっしょに食べてしまっても、体内に蓄積しないように、
普段からカリウムを摂っておきましょう。
カリウムが体の中にたくさんあればあるほど、セシウムが入る余地がなくなり、
そのまま排出される可能性が高くなります。

次に重要なのは、小魚です。大型肉食魚から放射能が検出されたという報道が、
今からあったとしても、私は心配しません。
しかし頭ごと、骨ごと食べてしまうことが多い小魚から調理の段階で、
放射能を減らすことは難しいです。

 なので、小魚は食べないほうがいい、ということになります。
しかしそれは放射能が検出されたものだけです。
安心な海でとれた小魚すら食べないというのはかえってよくありません。・・・」

関係投稿(メモ):
海洋汚染関連>
異常気象に係る記載(原爆実験の放射性塵の影響)
中国青島の大量藻の発生に係る記載(その原因は?)
「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その1:汚染水対策を!)

<金属元素の濃度分布>
詳しく既報を見

海水中の元素の深さ方向の分布に係る記載
「海水中の元素の深さ方向の分布」
海水中に存在する元素および、その化合物の挙動を推察する上で参考になると思われます。元素によって、さまざまな分布を示していることがわかります。)
海水中に存在する微量な金属元素(イオン化傾向の高い元素)
(セシウム、ヨウ素など海流に乗って移動しやすいと想われるイオン化傾向が大きく水溶性で深さ方向の濃度が均一になり易い元素)
海水中に存在する微量な金属元素の濃度(不溶性の元素)
(プルトニウム、ウラン、イットリウムなど海水のpH範囲で酸化物、水酸化物などの化合物になり、水環境内に沈積し易い元素)

2.植物系
<穀物類>

米、芋、大豆、小豆、ピーナッツ など

ストロンチウム、セシウムは穀類の籾(表皮) 、玄米の胚芽に多い。
既報の「放射能を浄化する食べ物」から引用

 (google画像検索から引用) 

個人的な見解杞憂
 
有害物質の排出を促すため水洗いし過ぎて汚染されていない米にした結果、栄養のバランスが偏って、今後、想定しない力、免疫力下げるのか?

 
抜本的な対策を期待します。

<野菜類>
大根、白菜、なすび、にんじん、きのこ など

1)[放射能と暮らし]野菜→水洗い+ゆでる…4~8割除染
2011年4月7日 読売新聞から引用
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=39220
(一部割愛しました。)
「汚染された食品の放射性物質の量は、調理や加工で減らせる場合がある。・・・

 農産物の汚染経路は、〈1〉大気中の放射性物質が表面に付く〈2〉土壌に降り積もった放射性物質が根を通じて吸収される――の2通りある。・・・

 内田さんらが国内外の研究成果をまとめたところ、葉もの野菜の表面についた放射性ヨウ素、放射性セシウムとも、水洗いをすると10~30%程度は落ちることがわかっている。葉の裏表、茎にも付くため、水を入れたボウルやたらいの中で、野菜を振るように洗うと良い。水洗いの後で、さらにゆでて、そのゆで汁を捨てると、40~80%は除去できる。

 ブロッコリーなどの花蕾(からい)類や、根から吸収した野菜の場合はどうか。除去率のデータは少ないが、内田さんは「ゆでて、ゆで汁を捨てればある程度の低減が見込める」と話す。放射性物質はゆで汁に溶け出ると考えられるためで、熱で減るわけではない。・・・」

⇒生活廃水は下水汚泥へ。解析を期待!詳しく見る>>

関係投稿(メモ):
「エアロゾル」に係る記載(Cs、Sr、Iの水に対する溶解性)

参考文献: 
食べ物の陰陽
http://www.119-119.com/seikatsu-shuukan/foods/in-you.htm
<果物>
バナナ、メロン、アボカド、りんご、みかん、いちごなど

(別途追加)

 


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