どうなった？

工房には、乾燥中の作品や、本焼きを待つ作品が棚に並んでいます。


小さな工房なので、一度に入れるのは６人くらい。

２５名のメンバーが都合のいい曜日や時間を選んで制作しているので、

顔を合わせる機会はあまりないけれど、作品の経過は見ている・・・ということもよくあります。

どんな仕上がりになったのか・・・と気にしていても、完成を見ないうちに無くなっているということもしばしば。

 

そこで、みんなが気にしていた作品をいくつかご紹介しましょう。

まずは　S　さんの傘立て。

月明かりをぽぅっと白く出したい・・と、釉薬かけに工夫していました。

こちらは　K　さんの鉢。

お菓子や果物を入れたいそうです。

椿の花をポイントに、優しい感じの仕上がりになりました。

こちらは子ども絵シリーズ。知り合いのお子さんが描いてくれた絵を大切にとっておいた　T　さん。

この絵を書いてくれた、その当時幼稚園児だった子は、今はもう高校生だとか。

昔の自分の絵との再会を喜んでくれるかなぁ。

 そして、みんなが心配していたキリンの親子。

実は、この作品は一度模様を付けずに焼いてしまいました。

クリーム色ののっぺりとした状態で窯から出てきた時はビックリ！

上絵で茶色い模様を付けて、ようやくキリンになりました。

愛らしい表情も生きてきて、ほっと一安心です。

大物

写真は、水曜日に　0　さんが轆轤で挽いた作品です。

これまでは、大きくても3キロくらいの土を使って皿や花器などを作っていました。

この日はとても調子が良く、苦労せずに綺麗に轆轤を挽いていたので、

　今の感じなら、きっともっと大きな物でも挽けると思うよ。やってみない？・・・と声をかけました。

　え～～～、できるかなぁ・・・？

　大丈夫。今日の調子ならできるって。

　う～～～ん、でもやったことないし・・・

　だから、今日やってみようよ。いつかはやってみたいでしょ?

　うん、作ってみたい。

　じゃあ、やろう！やろう！

と、6キロちょっとの粘土で挑戦することになりました。

 

そして出来上がったのが写真の作品です。

　Oさん、おもしろかったでしょ?

　うん、すっごくおもしろかったぁ。

　だよねぇ。見ていても気持ち良かったもん。

 

また一段、階段を上がった　O　さんでした。

瀬戸屋敷

ここ数日、季節が後戻りしたかのような気候が続いていますが

地元・開成町にある古民家・瀬戸屋敷では、5月の節句飾りに包まれています。

先日も風を受けた鯉のぼりが元気よく泳いでいました。

庭には、もみじの若い葉っぱが輝くようです。

その足元にはシャガの花。

屋敷内の水路の水を受けて、水車が音を立てて回っています。

現在、主屋の座敷は5月の節句飾りで彩られています。

6月、あじさい祭りの期間中、この座敷を会場に

ASHIGARAアートプロジェクトとして作品展示・販売・ワークショップを行うことになりました。

楽しい企画にしようと、一緒に参加する仲間たちと只今色々企画中。

参加者も増えたので、裏にある　蔵の2F　を第2会場にお借りすることも決まりました。

参加者の素敵な作品たちと、楽しい企画で、皆さんをお迎えしたいと思っています。

 

 

オカリナ

今日は特別講師をお招きして　　オカリナ教室　　を開催しました。

秦野市でオカリナ作りと演奏のサークルを主宰されている中村龍子先生が、お仲間3人と来てくださいました。

タタラに伸ばした粘土を石膏型にはめ込んで作ります。

型から外して二つを貼り合わせ、穴を開けていくという手順ですが、

中のカーブや歌口の角度・穴の大きさなど、微妙な所も多く、

みなさんの手をお借りして、なんとか3時間で完成しました。

ポーっと音が鳴ると、思わずみんなから歓声が上がります。

この時点で調律し、乾燥、素焼きと進めるなかでも再度、調律をされるそうです。

焼くのは6月になるそうですが、完成が楽しみです。

 

ところで今回参加したメンバーは、私を筆頭に、だれもオカリナ演奏の経験はありません。

それでも、そんな好奇心こそが人生を豊かにしてくれると信じて

真剣で楽しい時間を過ごすことができました。

いつかみんなで演奏会できるのかな？

雲？

雲を作っていたはずが・・・・・・

羊ができました。

さてさて、どんなふうに焼こうかな。

城

来年の作品展のテーマ「き」を、　城　　に決めた　K　さんは、

只今お城を増築中。

目指すはコンウィ城かモンサンミッシェルか・・・・・・・？

本人いわく、カッパドキアになるかも・・・・

子供の絵

昨年から、陶芸用の色鉛筆などを使って、子どもの絵を陶板にしたてています。

今回は、N　さんがお孫さんの絵を持ってきてくれました。

お皿や陶板だけでなく、周りにガラスを使った縁取りを付けたいとの希望で、

N　さん自身が、こんなふうにデザインしました。

ママが描き加えたあじさいも綺麗に発色しましたね。

一緒に、陶板を立てるスタンドも手作りしました。

今よりも、大人になった時に喜んでくれると良いなぁ。

雲

春爛漫。

この辺りの桜も、いっきに満開を迎えています。

春ののどかな景色には、ぽっかり浮かぶ雲がお似合い。

ここのところ、そんな雲を形にしようと奮闘しています。

昨年から作り始めた、パーツを組み上げていく手法で試作しています。

どんな形になるか・・・・どんな焼き具合になるか・・・・・

イメージを形にしてく作業を、心から楽しんでいます。