工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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窯出し 2

2011-08-31 10:39:19 | 日記

昨日に続いて、今回の作品をご紹介しましょう。

 

たたらに切り込みを入れて合わせた小鉢。

縁に塩化コバルトでうっすら青を入れています。

   

 

同じようにたたらに切り込みを入れた角皿。

モノトーンを出すのに、3種類の釉薬をかけています。

   

 

可愛らしいヘラ立て2種。 バラには、絵の具で色をつけています。  

   

 

プレゼント用に始めて作ったカップ。

真ん中のカップには、色粘土でラインを入れました。

   

同じ方の作品。マイ茶碗。

写真では見えませんが、水色のラインが細く入っています。

   

 

依頼された香皿は、こんなふうになりました。

   

 

もう少し作品がありますが、続きはまた明日。

 

 

 

 

 

 


窯だし

2011-08-30 12:06:06 | 日記

ようやく窯出しができました。

焼成前が左、今日の窯は右。

 

焼く前のイメージと近いものもあれば、こんな色になるの・・・?という釉薬もありますね。

今回も窯のあちこちに龍がいろいろ。

     

そして、今回のボスはこちら。

   

迫力を出そうと顔に近づいて撮影したらピンボケになっちゃいました。

 

こちらは轆轤を始めたばかりのIさんの作品。

乳白をベースに、黄色・紫・織部でほんのりアクセント。

   

 

ひと足早い紅葉の作品。陶人形の台になります。どんな人形が乗るのかな?

   

 

織部を柄杓がけし、乳白をスプレーがけ。使いやすい大きさです。

   

 

こちらはルリ釉と白萩の二重がけ。小さな足のついた可愛い小鉢です。

   

 

白マットに黄色釉をプラス。艶消しの感じが良い具合です。

   

 

いぶし釉を使った作品二つ。どちらも使いやすそうな渋い作品です。

   

続きはまた明日。

 


窯づめ

2011-08-25 21:56:37 | 日記

                8月25日 

夏休み明けの作業は、釉薬がけが中心になりました。

その作品を次々に窯に詰め、満員御礼。

        

この週末に本焼きを行うことになりました。

次に窯を開けた時、どんなふうになっているでしょうか?・・・楽しみです。


馬の絵柄

2011-08-24 21:17:49 | 日記

                      8月24日 

雨が上がると蝉が鳴き始め、日が暮れると秋の虫の声が聞こえ、

いつの間にかまた雨音が大きくなってきました。

 

先日ご紹介した全国伝統工芸品センターで、長橋さんが描かれていた馬の絵。

相馬焼の絵付けには欠かせない絵柄です。

馬の絵柄は色々あるそうで、たとえばこちらは いつまでも夫婦仲良く という意味。

    

そしてこちらは立身出世。

   

湯呑に9頭の馬を描いた  ウマクイク  というのもありました。

 躍動する馬は、その美しさだけでなく、古くから縁起の良いものとして愛されていたようです。


全国伝統的工芸品センター

2011-08-22 20:18:04 | 日記

                       8月22日 

先日お知らせした全国伝統的工芸品センターに行ってきました。

池袋の駅に隣接していて、雨にぬれずに行くことができます。

 

1階は常設展、2階は企画展で、今日は博多人形の新作展が開催されていました。

大堀相馬焼の長橋さんは、1階に設けられたコーナーで実演を披露されていました。

    

ブースを取り囲んで見学する人たちに、説明をしながらの実演です。

            

先日とは違って、正面からのアングルは新鮮でした。

   

相馬焼の特徴、馬の絵も披露して下さいました。

まずタテガミから描き始め、耳、顔の輪郭、目と進んでいきます。

絵柄によって、家族の愛、夫婦仲良く、立身出世など、色々意味を持たせてあるそうです。

来月もう一度工房で行われる予定の講習では、絵付けも教えていただけそうです。

 

そして楽しみにしていた長橋さんの龍。

         

大きな筒型の花器に、ぐるっと2頭の龍が捲きついています。

口の中には牙や舌も作られていて、鼻筋の通った迫力ある龍でした。


香皿

2011-08-20 18:05:06 | 日記

三角のお香をたくお皿を作ってほしいと言われ、試作してみました。

     

シンプルに焼き締めて、中心部分のお香が乗る部分にだけ釉薬を施すことにしようか・・・

そう考えています。


それぞれの作業

2011-08-19 20:22:01 | 日記

               8月19日 

蒸し暑い夏の空気に包まれた一日の始まり。

本当に涼しくなるのかな・・・?と思いながら

工房のメンバーは、それぞれの作業に励みました。

 

轆轤に集中する二人。

あわてず、力まず、練習あるのみ・・です。

     

どんな色にしようか・・・

釉薬がけに悩む二人。

     

お久しぶり。

保管していた作品の削りの作業に励む二人。

     

午後には雨が降り出し、雷も鳴って 天気予報は大当たり。

それほどの降りにはならなかったけれど、夕方の空気はすっかり秋風。

こんなふうに真夏は少しずつ終わっていくのでしょうか・・・・・


実演

2011-08-17 22:35:56 | 日記

大堀相馬焼、長橋さんのスケジュールのご連絡がありました。

 

 

8月12日~23日、31日 池袋の全国伝統的工芸品センターにて実演販売

                  (13時~17時)

 

8月24日~29日   船橋・東武デパートにて 栃木福島物産展に参加

 

 

私達も、期間中に池袋にお邪魔したいと思っています。

 

先日のお話では、来年の干支・龍を作られる予定もあるとか。

 

またお目にかかるのが、とても楽しみです。


爆発・・・?

2011-08-16 20:07:34 | 日記

                     8月16日 

夏休み最終日。

明日から、また工房が始まります。

まだ猛暑が続きそうで、午後からは暑さとの戦いになりそうです。

休みの間に素焼きを2回やったので、しばらくは皆さん釉がけになりそうです。

その素焼き・・・2回目の素焼きの窯を開けたら・・・・

       

一つの作品が爆発していました。

原因は、中に空気が残っていたのか・・・・と。

同じ作品を二つ作っていたのですが、割れてしまったのは一つだけ。

塊の粘土を使って作ったので、乾燥には十分な時間をかけたつもりでした。

乾燥が不十分で中に水分が残っている場合も、温度が上がるにつれて膨張した水分が爆発することがあります。

けれど、今回の場合はもう一つは無事だったので、やっぱり空気が原因と思われます。

残念ですが、他の作品が痛まなかったのが不幸中の幸い。

これまでの最悪パターンは棚板も割れてほとんどの作品が壊れてしまいました。

それ以来、注意を払っているつもりなのですが、3~4年に1回くらい、忘れた頃におきてしまいます。

まだまだ甘い・・・・・ということです。反省・・・


平和

2011-08-15 17:23:38 | 日記

                   8月15日 終戦記念日

戦争を知らない子供たち。

そんな歌を歌っていた世代が、いつの間にか年金世代となって、

今年で戦後66年。

そんな今日のニュースで信楽焼の地雷の話題が伝えられていました。

愛嬌のある狸の置物で有名な信楽焼も、金属の不足した戦争の終盤、

陶器で地雷を作っていたそうです。

身につけた技術と知識で武器を作った陶工の気持ちは・・・どんなだっただろう・・・

日ごろ食と花と癒しをテーマに作品を作っている私達にとって、

陶芸は暮らしや心を豊かにするもので、決して人を傷つけるためのものではありません。

            

どうか、どうか、こころから陶芸を楽しめる平和な日々が続きますように。