昨日、ステンドグラスの原田先生のお誘いを受けて、ハワイアンバンドとフラダンスのディナーショーに行ってきました。
以前ステンドグラスの教室に通っていた生徒さんが、今はウクレレの演奏を仲間と楽しんでいるとか。
声をかけてくれたのも、その頃からずっと通っているステンドグラス教室の生徒さんです。
ショーはアマチュアとは思えないほど素敵で、フラとのコラボも合わせてたっぷり3時間。
充実のひと時でした。
そして、そこで素敵な再会を目にしました。
私達と同じテーブルになった女性と自己紹介やお話を進めているうちに、その女性が
ステンドグラスって、もしかして、薔薇の骨壺を作られた先生ですか?・・・と尋ねられました。
それは10年くらい前のこと。
職場の仲間が病に倒れ、余命を告げられる状態になった。
ソーシャルワーカーをしている先輩が、その仲間に寄り添い、話や希望を聞き、
人生の最後の時を充実させ、心安らかにいられるように、さまざまなお手伝いをしたそうです。
その中に・・・ガラスが大好きだから、大好きなバラをデザインした骨壺にしたい・・・というのがあったそうです。
そこで、原田先生と一緒に本人の希望を入れた薔薇の骨壺を、ステンドグラスでデザインすることになりました。
本人も少しだけ制作作業に関わり、素敵な作品が完成。
ホテルで行われたお別れ会では、その真っ赤な薔薇の骨壺を中央にすえ、故人をしのばれたとか。
この事は、お仲間にも原田先生にも、忘れることのできない出来事になりました。
そして思いがけない再会。
大切な仲間の希望を叶えるお手伝いをしてくれて、あんな素敵な骨壺を作ってくれて、その先生に会えて・・・と、
目をうるませていらっしゃいました。
最後まで精いっぱい生きようとされた方、それに寄り添い支え続けた方、
そして持てる知識と技術で希望を叶えるお手伝いをされた方。
もの作りに関わる者として、こんなふうに人生に関わることもあるのだと教えられました。
原田先生の制作中の最新作はこちら。
大好きな上高地の風景をデザインしてほしいと依頼されたパネルです。
完成が楽しみですね。