つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

林間学校

2006-07-28 16:59:32 | 思い出
戦後まだ間もない頃、毎年夏休みにはいってすぐ、
小学3年生から6年生まで、林間学校に連れて行かれた。
海辺の小学校を借りて、今で言うキャンプみたいなものだ。
川や池しか泳ぐところのない山の中の子供に、
海水浴でもということだったのだろう。

遠浅が続く砂浜はきれいで、水深も浅く波も穏やかだったと思うが、
あまり海を知らない子供にとって少しの波も怖かった。
大波は来ないのに泳げない私は浅いところでパチャパチャする程度。
元気な子は海にもすぐなれて、楽しそうに泳いだ。

潮が引くと、アサリがたくさん取れる。
アサリばかりとっていたような気がする。
食事は各自で作る。
おかずはアサリの味噌汁だけ。
今のようにしゃれたキャンプ用品などない頃。
鍋を持っていくだけだ。

その日は夕方から雨になった。
松林の中で薪を拾って、石で釜を作る。
ぬれた木はなかなか火が付かない。
煙にむせて火をおこすのに情けない思いをした

ご飯が真っ黒に焦げて中は芯のある硬い飯。
雨は降るし煙で涙は出るし、ご飯はうまくない。
味噌汁もアサリの砂がザラザラした。
誰と食べたのかも思い出せない。
他人のご飯がおいしそうに炊けていたことが記憶に残っている。
どうして私のところだけ貧しい食事になったのかわからない。

何年生だったかよく憶えてないが、姉が一緒だったことを思うと
小さかったのだろう。
姉は上級生で友達と泳いだり遊んだりしていた。
私は楽しかったというより、惨めで寂しかった思い出がある。
その後も林間学校はあったと思うが忘れてしまった。

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2 コメント

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あら、思い出話 (Npi)
2006-07-29 14:22:01
急に小学生の頃の林間学校の思い出が

でてきたのですか~

不思議ですね~

わたしなんか、思い出せませんね

う~ん、いつも決まって私たちの頃は

飯盒炊さんの炊きたてのごはんと

カレーでした。それでも、一生懸命つくって

うまくできたのかどうか思い出せない



やれやれ、退化しているのがばれてしまいました





それでも、6年生のころは

班長さんになってはりきってみんなを仕切ったの

だけは覚えているのです。

なんだか、仕切るのは小さいころから好きで

人に指示したり、リーダー格になるのが

好きでした。



アサリの塩抜き小学生ならまだしらなかったかもしれませんね

それにしても、おかずなしで

先生方はどう考えていたのでしょうね~





そちらは梅雨明けしたようですね

お天気は蒸し暑いでしょうか

今日は、こちらはまあまああ

でも、やっぱり除湿のクーラーをつけて

おります。



今日は、東京の大イベント

隅田川の花火大会です



我が家は混雑をさけて、薄型大画面テレビで

観る予定です。



実家にそういう家電が充実していて

自宅に帰るのがちょっと億劫になってる

誘惑ですね



花火をみたら、帰って自分の生活を大切に

模様替えでもしてみようかと思っています。
Unknown (te)
2006-07-31 22:50:42
Npiさんいつも私の話にお付き合いくださってありがとう。



こちらは暑く、毎日32℃の猛暑です。

30度だと、わあー今日は涼しい、というくらいでもう慣れっこです。

頭もぼけるわね。

キャンプの話は夏になるといろんな行事があって、たくさん遊んだからでしょうか。

私たちの子供の頃はおかずなんてないも同然で、漬物や梅干、野菜の煮物くらいです。

魚もなかなか手に入らず、干物をたまに食べるくらいでした。

年に何回か客ごとがあったときは、調理に来る人が、大きいぶりを何本か持ってきて、さばいていたようです。



東京の花火はいいですよね。

テレビで見てましたが大画面はさぞ迫力があるでしょうね。

夏を楽しんでのんびりしてください。

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