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自転車のメンテナンスや改造に特化してみました。あとスノボも。

スポークテンション&振れ取り(イタリアン組み・リヤホイール)

2014-02-12 06:37:08 | テスタッチ トレミニヨン

フロントホイールとの大きな違いはフランジの中央にリムが来るわけではないため、左右でスポークテンションが違います。
そのためリカバリーというかごまかしが効くのですが、それをやると途端に耐久性のないホイールになってしまいます。

振れ取り台にセットします。
まずは反フリー側のニップルを抜けるギリギリまで緩めます。
構造上、反フリー側よりもフリー側のスポークテンションが高くなるため少ない本数で荷重と駆動力と振動吸収をしなければならず、スポークにできるだけ均一なテンションを与えるために反フリー側の影響を最小限にするために行います。


一つ前の画像より反フリー側のスポークが膨らんでます。


設定したスポークテンション値(完成したリアホイールのフリー側の値)からこのメーターで-7、つまり26にしたいなら19が最終値になります。
この値の設定は、ほぼ勘に頼ってます。
19で揃えて反フリー側のスポークを張った時に26になるようにするのです。
この時にクロスしてこすれ合ってる2本のスポークは互いにテンションを共有していますのでペアとして扱います。
この2本のスポークテンションは必ず同じ値を示すように調整します。

つまり縦振れの修正で16番辺りでリムが振れ取り台のガイドに擦ったとします。
フロントホイールならば16番のニップルを締め込めば良いのですが、綾を取っているリアホイールは16・1番ニップルを締めて反対側の8、9番ニップルを緩めるような感じで修正します。


フリー側を設定したスポークテンションで揃えました。
当然ですがここまで寄ります。


所々ニップルが抜けています。
それくらい反フリー側のニップルを緩めているのです。


次に反フリー側のニップルを均等に締めていきます。
フリー側のスポークテンションを確認しながらある程度は半回転づつ締めて途中から振れを細かく取りながらセンターににじり寄っていきます。

最終的にここまで寄りました。
これで当たってません。


最後にセンターゲージにてセンターを確認して完成です。



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