キャリパーブレーキにケーブルを接続します。
ケーブルアジャスターをいっぱいに締め込んだ状態から3回転ほど緩めます。
インナーケーブルをケーブルストップパーツの溝に入れて軽く押さえます
仮止めで固定していたマウントナットを軽く緩め、自由に動くようにします。
手でブレーキを締めて作動させた状態にしたままケーブルを仮止め。
シュー固定ボルトを緩めてリムのブレーキ面にシューが綺麗に当たるように調節します。
アジャストボルトでシューとリムの隙間を無くしながら調節するとしやすいです。
両側のシューの位置が決まったらシュー固定ボルトは仮止めします。
アジャストボルトを緩めてリムとシューを密着させたらブレーキマウントナットを規定値で締めて固定します。
シューのトーインを付けます。
これはキャリパーブレーキの指定に従って下さい。
指定のないものは不要です。
アジャストボルトを締めてシューとリムに隙間を設け、そこに適当な紙などを挟み込んで仮止めしてあったシュー固定ボルトを緩めてブレーキレバーを握ります。
勝手にトーインが付きますから再びシュー固定ボルトを規定値で締めて固定します。
両側のシューのトーインが付き終わったら、一旦ケーブル固定ボルトを緩めてケーブルを解放してアジャストボルトを締め込み、締め切った状態から再び3回転ほど緩めて手でブレーキを締め込み作動させた状態にしてケーブルを規定値で固定します。
ケーブルアジャストボルトを締め込み、シューとリムの隙間を調節してケーブルをカットし、エンドキャップを取り付けて完成です。
余談ですが自動車のドラムブレーキでリーディング&トレーリング方式ってあるんですが、リーディングシューが自己でドラムに食い込むような動きをするのです。
キャリパーブレーキの剛性はけっして高くはありません。
5mmほどのボルト1本でそれも弱トルクで止まっています。
軽量なロードバイクに求められるブレーキ性能はストッピングパワーではなくコントローラブルさですので、トーインを付けることによってシューの自己ブレーキを回避する事とそれによるシューの片減りを防止するのが主目的です。
もちろんシューに異物の噛み込みが発生しやすくなりますのでシューの点検は運行前に必須となります。
っていうより、最小限部品で構成された超軽量の人力乗り物がちょっとガンバっただけ40Kmは余裕で出ちゃう乗り物なんですからブレーキの点検くらいは型式に関わらず毎回やんなさいって事ですw
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