ゆとろぎへの道 仲村峯夫 一隅を照らす素晴らしきかな人生 照らさずとも好し また素晴らしきかなこの人生(とき)

日々、つれづれなるままに、心のおもむくままに、趣味的ハルサーの想いを…
自分探しの旅は 違う景色の見える道

ハーレムの主

2011-07-11 10:38:43 | 日記
  ハーレムの主
雄鶏1羽、雌鶏8羽合計9羽のニワトリを飼っている。
毎日6~7個の卵を産むので半自給自足的生活を目指す我が家には欠かせない存在である。
 雄鶏はレグホン系統の白いニワトリで雄鶏の象徴であるトサカと尾っぽがカッコウよく実に威風堂々としている。
雌鶏8羽を従えた雄鶏の「ゴん太」は文字通りハーレムの主である。
オスとしてのゴン太は尊敬できる点が多々ある。
まず第1にといとも簡単に立て続けに数匹の雌鶏と交尾ができる。
とても人間技では不可能?…。まさにハーレムの主たるゆえんである。
 二つ目は、ゴン太は決して雌鶏より先には餌を食べない。
ニワトリはとにかく早食いだが雌鶏が一通り食べて一段落したころやおら食べ始める。
8羽の雌鶏は餌を入れると血相を変えて、先を争い餌にガッツク姿を見るにつけゴン太のどっしり落ち着居いた大物ぶりに頭が下がる、いや尊敬の念さえ抱いてしまう。
 三つ目は闘争心の凄さはとにかく、半端ではない。
縄張り意識が強く、ハーレムを守るというか雌鶏を守るというか命がけの戦いを挑んで来る。
朝夕二度、卵の回収と餌やりのためニワトリ小屋に入るが、スキを見せるとゴン太は必ず襲ってくる。小屋を出るため後ろを見せた時が一番危ない。
つい三月ほど前、つい油断していていきなり左上右腕に強烈なゴン太のケリが入り、とっさに頭に血が上り持ってたホウキでゴン太の頭を思い切り叩いてしまった。

ゴン太はその場に崩れ落ち動かなくなった。まともに頭に当たったので完全にゴン太が死んでしまったと思った。
幸いなことにゴン太は1~2分で起き上がりキョットーンとしていた。安堵と後悔の念が入交り反省の一日となったがこのことは女房には内緒にしている。
鶏を相手にとっさに腹を立てた自分が何となく格好悪いと思ったからである。