輪島塗 箸工房 (有)天野屋ブログ

石川県輪島市から輪島塗(輪島塗り)御箸(お箸)の製造元、三代目が観光情報や子育て等々についてお伝えします。

輪島大祭。@石川県輪島市

2007年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム
愛娘が38℃の熱を出したので2時間毎の氷枕の交換で寝不足気味です・・・。


ところで、いよいよあとわずか1ヶ月で「輪島大祭」です。輪島人が血湧き肉踊る、年に一度の大イベントです。下記は私が輪島漆器商工業協同組合のモデル事業(ブログ)で昨年書かせて頂いた「凛々しい文章」を一部抜粋(爆)、そのまま書かせて頂いたものです。


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輪島塗と言えば、重箱やお椀などの漆器や箸、等々が想像されますが、もうすぐ開催される「輪島大祭」でも違った形で見る事が出来ます。


それは「キリコ」と呼ばれるものです。全国にある「山車」とも違い、石川県の能登半島特有のものです。「キリコ」が分からない方は、下記をクリックして御覧下さい。


輪島大祭  8月23日~25日
輪島大祭ビデオ.wmv(1.5MB)(←クリック)




キリコは大きいもので高さ10メートルを超えます。これが総漆塗りなのです。


輪島塗に携わる塗師屋さん達が手がけています。輪島の荒々しい男衆に担がれて町を練り歩くのですが、あまりの扱いの激しさに電柱に引っかかり破損する事も。祭りの後に、「○○町のキリコの修理費は今年は~百万円だったってさぁ?」なんて会話もしばしば聞かれます。


勿論、壊れたら各町内会の会費で修復なのですが、何せ金額が金額ですから、責任者の方達は祭り期間中は心臓がバクバクしてます。キリコが壊れるかどうかをハラハラして観光するのも、また違った意味で楽しいと思います。


この「輪島大祭」、もうすぐ開催ですので、是非、全国の多くの方に見に来てほしいと思います。お当組と呼ばれる40歳の集団が担ぐ神輿は重さが何と2トン近くもあり、それを担いでたいまつの下を何周も走り回ります。本当に迫力満点です。


余談ですが、輪島漆器商工業協同組合において、輪島塗に携わる職人さんが総力を挙げて制作した、時価5000万円相当の神輿も見る事が出来ます。現在は休止中ですが、数年前まで行われていた「道中祭」で使用されていました。輪島へおいでの際には、是非、見学してみてください。


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全国の皆様、今から輪島大祭観光の予定を立てておいて下さい(と言うか人手不足なので担ぎ手に参加して下さい(笑))。美味しい刺身や酒と共に待っています。



輪島塗御箸製造元
有限会社天野屋
http://www1.ocn.ne.jp/~tennoya/
天野誠



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コメント (9)
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