「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

<葛山ハイキング>いもいの歴史、史跡を巡る旅

2015年10月18日 | 芋井地区の紹介
 ブログ担当のクロです。先日、芋井自治協議会さんからお誘いを受け、<葛山ハイキング>に行ってきました。

 川中島合戦でも有名な葛山城址の整備事業が去年から始まり、「城址までの遊歩道の整備などを行い、将来的にはイベントの開催など芋井地域の地域振興、観光振興」を10年かけて進めるんですね。



 そのプロジェクトの一環として行われてるハイキングは今年が2回目。一般公募を含めて21人が参加。マイクロバスで、整備されたばかりの登山口の駐車場まで登っていきます。

 ここから葛山城址まで30分ほどって話でしたか。運動不足のクロには結構きついです(苦笑)。



 途中に程よい大きさに育ったクリタケが見つかり、収穫。袋を持って来たり、皆さん準備がいいなぁ。時期的にも絶好だったそうです。

 空堀や、武田方に攻められ、落城の際、多くの女性が身を投げた崖と思しき場所を案内されたり、休憩をはさみながら、葛山城址はもうすぐという感じになってきました。



 山頂は公園になっていて、休憩所と看板がある以外は当時の面影はなにもないものの、武田側として対峙した旭山城跡や、長野市街地を一望出来ます。

 一休みして、頼朝山へ。反対側に降りていきますが、「毎年何人か転げ落ちる人がいるので気を付けて」なんてガイドさんに脅されます。



 「ちょっと、待って!それじゃハイキングじゃないよ」と突っ込みながら、縄に捕まりながら降りていきます。

 そこまで危ない場所じゃありませんが、足元に注意しないとケガをする可能性は十分。慎重に慎重に・・・足を挫いたりしたら大変ですからね。



 これからはずっと下り。ふくらはぎが痛くなり始め、足を引きずり、「あと少し」「あと少し」の声に騙されながら、我慢我慢。

 ようやく上り坂になり、しばらくして頼朝山山頂へ。名前のごとく源頼朝が寄進した山なんですが、読み方は《らいちょうざん》。土地の人は曲がりくねった登山道から<ゲジゲジ山>と呼んでいたとか。



 昔はここに八幡神社があり、春と秋に毎年お祭りがあり、露店でも出て賑わったそうですが、昭和13年に焼失。

 今は社地跡に礎石を残すのみ。ただ、ここからも長野市内の眺望は抜群です。



 さて、ハイキングもいよいよ終盤。山頂を降りて、しばらくすると人家が見えてきます。膝もガクガクしてきたのでホッとしました。

 ここが静松寺(じょうしょうじ)。千年以上の歴史を誇る由緒あるお寺。ここを見学させて貰います。



 お寺を開いた頼朝坊知盛法師が諸国行脚をしていた際に身につけていた三つ足の笈(おい)仏を見せていただきました。

 ここも頼朝ゆかりの場所らしく、善光寺を参詣した際に如来から、前世が頼朝坊知盛と告げられ、ここを礼拝したという話があったりします。



 この辺は、静松寺で頂いた本の受け売りですが、こんな近くに頼朝や川中島合戦にまつわるる史跡があるというのも実に興味深い話です。

 紅葉の季節に葛山のハイキングというのも、お勧め。歴史に触れ、運動不足の解消と一石二鳥ですよ。


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