「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

天空の里いもい農場 第10回活動日報告

2016年09月25日 | 活動報告
9月24日(土)天気:曇り 参加人数:7家族23人
【活動内容】
9:00 はじまりの会
9:10 草取り、夏野菜収穫、野菜棚の片づけ、秋野菜の間引き、ミョウガの収穫
11:00 壁新聞作りと昼食づくりチームに分かれる
    <壁新聞づくりチーム>子ども
    <昼食づくりチーム>大人
12:00 昼食交流
13:15 壁新聞披露
13:30 解散

今回の活動報告は、事務局の西沢よりお届けします。
稲刈り以降、雨が続き、はぜかけしたお米が乾燥しないため、脱穀は延期、且つ、本来の活動日である10/8まで脱穀を延期してしまうと干しすぎてお米の粒が割れてしまう「胴割れ」が多くなってしまうことから、急きょ活動日を追加したり、活動内容を見直したりした中で、今回の活動日となりました。自然が相手の農業の大変さと、運営のかじ取りの難しさを感じるこの頃の天気です。


畑の作業では、草取り、夏野菜収穫、野菜棚の片づけ、秋野菜の間引き、ミョウガの収穫をしました。


ミニトマトは、最後の収穫をして支柱を解体し、今年の栽培を終了しました。


ナスは、若干花芽が残っているので片づけは次回以降としましたが、天候不順が続くのでナスはできるかな?


ダイコンは、1穴3粒づつ撒いて3本育っているところを、大きく成長させるために1本にする間引きをしました。抜いたダイコン菜は、お昼のごちそうの材料です。


大豆を枝豆で食べるため、一部を収穫しました。植え付け直後、芽がでなくて育つか心配がありましたが、多くの豆たちは順調に育っている様子です。


オクラは、収穫適期を逃したものは種と化していました。しかも、芽吹いている様子。このまま放置したらどうなるのでしょうか?


畑仕事は10:30ごろ終わりにして、「芋井社会会館と畑の間でみつけたもの」をテーマにした壁新聞の材料集めで、ゆっくり散策をしながら社会会館にもどりました。

道中、サワガニに出会ったり、花やリンゴ、市街地を見下ろす風景などなど、徒歩5分程度の道のりを新聞記者になった様子で、真剣に取材をしていました。


社会会館では、子どもたち全員、集中して見つけたものを絵にしていきました。


お楽しみの昼食交流。今回の料理は、子どもたちが壁新聞作りをしていたことから、子どもの面倒を見ている予定だったお父さん方が調理室に入っていただき、「男の料理交流会」といった様子で、とれたて野菜を使った料理を数多く作りました。

右上のお皿から「枝豆」「ミニトマト」「ピーマンの葉の甘辛炒め」「かぼちゃの煮物」。
真ん中上から、「ピーマンとナスの鉄火」「サツマイモの葉のお浸し」「ダイコン間引きなのお浸し」「間引きダイコン」。
左上から、「カブの間引きなと皮むきトマトのサラダ」「サツマイモの茎の甘辛炒め」。
写真にはないのですが、落ちたリンゴと、デザートとして「温リンゴ」の12品。
その他、代表特製のブドウゼリーや栗の渋皮煮、スタッフ特製のゴーヤやクレソンなどなど、華やかに食卓を彩りました。通常の活動日でこれだけの料理が並ぶと、11月に予定している収穫祭で何品作ればよいのか、ハードルが上がったように感じました。


毎回「”いただきます”のあいさつ」当番を決めて、昼食交流をスタート。今回の当番は、前回の活動からメンバーに加わったKくん(11歳)。「おなかへった~」「早くたべたい~」という小さなお子さんの声があちこち聞かれる中で、しっかり仕切ってくれました。
天空の里いもい農場のランチは、1時間前まで畑にあった食材を調理して味わう、究極の地産地消ランチです。


今回の壁新聞は、6月に発行した創刊号に続き第2号。差し替えで掲示を行いました。また、スペースの都合で掲示は行えないのですが、田んぼのいきもの調査で描いた絵も、号外という形で壁新聞を作成。昼食後、出来上がった壁新聞を全員で共有しました。



創刊号と号外は、天空の里いもい農場の活動紹介のために、活動でお世話になっている地域や関係諸団体のみなさんと情報共有をおこないたいと思います。


【次回の予定】
10月1日(土)8:00~9:00前後 
(作業)脱穀※天候次第

10月8日(土)9:00~14:00
(作業)草取り、秋野菜の間引き
(収穫)サツマイモ収穫
(食育)新米のおにぎり作り


秋野菜を一緒に育てませんか?新しくメンバーになることをご検討くださっている方、お気軽にお問い合わせください。
http://blog.goo.ne.jp/tenkunosatoimoi/e/d660d1897caeacad41ad3eac55130b9e

天空の里いもい農場 第9回活動日報告

2016年09月15日 | 活動報告
9月10日(土)天気:晴れ時々曇り 参加人数:7家族22人(長野青年会議所で運営している”ヤングブルー村”に宿泊されるゲスト家族の参加あり)
【活動内容】
9:00 はじまりの会
9:10 稲のはぜかけ作業、ミョウガの収穫、おにぎり畑のダイコンなどの間引き作業
10:20 畑チームとおやき作りチームに分かれる
    <畑チーム>カブ、ホウレンソウ、小松菜、チンゲンサイの種まき
    <おやきチーム>切り干し大根、キャベツの味噌炒め、丸なすの3種の具材を入れたおやき作り
11:10 コンポストクイズ、収穫した野菜の料理、おやき蒸し上げ
12:00 昼食交流(おやきの地域柄の話しや参加者同士の交流)
13:00 贅沢ソースのかき氷
14:00 解散

今回の活動報告は、運営スタッフの浦中が担当します。
朝や夕方は秋の気配を感じつつ、昼間は暑さが残っている芋井でした。

当初、稲刈りを予定していましたが、連日の長雨によるぬかるみで、稲刈り作業の困難が予想されたため、地主さんのご配慮により稲刈りは機械で終えていただき、私たちの活動は「はぜかけ作業」からとなりました。
稲刈りを楽しみにしていた参加者の皆様、申し訳ありませんでした。
自然には勝てず、自然の恵みがあるからこその農業であり、自然の厳しさも知る機会となりました。

稲刈り前の田んぼ!黄金色の稲がきれいに光っています。


はぜかけ作業は、田んぼに支柱と棒を設置し、そこに稲の根元を結んだものをかけていきます。
子どもたちの感想では、「みんなで協力して作業したことが楽しかった!」と嬉しいコメントもありました。


稲刈り関連作業が終わった後は、田んぼの隣の畑(通称:おにぎり畑)でミョウガの収穫をしました。
根元をかき分けて、小さく頭をだしているみょうがを探すのは、宝探しのようでした。


田んぼと隣の畑の作業が終わったところで、2班に分かれました。
畑チームは、いもい農場の畑で秋野菜の種まき。おやきチームは、粉からおやきの生地を作り3種類の具をつめて包む作業をしました。

畑チームの様子。
決められた数の種を丁寧にきれいに蒔いています。最後は笑顔で記念撮影!暑い中お疲れ様でした。




おやきチームの様子。
大人は調理室で具の準備、子どもたちだけでおやきの生地を完成させました。


おやきが蒸し上がるまで、縁側でコンポストクイズ。
この日設置したコンポストを次回から活用するため、入れて良いものとダメなものについて勉強しました。


みんなで落書きしたコンポスト。
これから更に良い畑になるよう、活動に参加される際には、ぜひ自宅からコンポストに入れる野菜くずを持って来てくださいね。


待ちに待ったお昼ご飯!
子どもの粘土遊びになりかけたおやきでしたが(笑)、味は予想をはるかに超えるおいしさでした!


昼食後は、「出身地域」「稲刈りの感想」「今日のおやきについて」「私のおやきエピソード」の4つのカテゴリに分けて、感じたことや思ったことを発表しました。
出身地域では、県外出身者がほとんど。稲刈りでは、作業に関わる子どもの姿を見て成長を感じたとか、泥だらけになったことから、泥運動会をやってみたいというように、自然と向き合っている様子が感じられました。おやきの感想では、おやきをキーワードに家族の絆や思い出のエピソードや、ヤングブルー参加の方(群馬県から参加)からは「おやきミックス(柄木田製粉)を買って帰ろう!」という声もありました。
自分が楽しむだけでなく、他の参加者の感じたことを知ることで、より深い体験になるように思います。

その後は、贅沢ソースのかき氷(前回からのリベンジ)。
手作りのソース(あんず・ルバーブ・栗)が並び、味わいながらいただきました。



ゲストでご参加いただいたご家族を始め、参加していただきました皆様、ありがとうございました!

秋は行事が多いシーズンで、なかなか活動に参加できないご家族も多いことと思います。
スタッフ一同、みなさまに楽しんでいただける企画を準備しておりますので、ご都合がつくときはぜひ芋井に足をお運びください。

【次回の予定】
9月24日(土)9:00~14:00前後 
※脱穀が可能な場合
(作業)脱穀、草取り、秋野菜の間引 
(収穫)サツマイモの試し掘り、大豆の一部など
(食育)超新米おにぎり作り、枝豆

※脱穀が前日までの雨でできない場合
(作業)草取り、秋野菜の間引き
(収穫)サツマイモの試し掘り、大豆の一部など
(食育)枝豆
(お楽しみ)壁新聞作り


秋野菜を一緒に育てませんか?新しくメンバーになることをご検討くださっている方、お気軽にお問い合わせください。
http://blog.goo.ne.jp/tenkunosatoimoi/e/d660d1897caeacad41ad3eac55130b9e

天空の里いもい農場 第8回活動日報告

2016年09月02日 | 活動報告
8月27日(土)天気:雨時々曇り 参加人数:6家族22人
【活動内容】
11:00 新しい道具のお話と記念撮影
11:10 ハクサイの定植・ダイコンの種まきとナス・ズッキーニなどの収穫
12:30 とれたて野菜をふんだんに使ったバーベキュー(主役は野菜よ!)
13:30 子どもの縁日(焼きマシュマロと贅沢ソース選び放題のかき氷振る舞い)
14:30 解散


今回のブログは、事務局の西沢からお届けいたします。

例年、ハクサイ植付け時は晴れて水やりに苦慮していたのが、水に困らない程たくさんの雨に降られてしまいました。
そのため、開始時間を9:00から11:00に変更、できる範囲の活動ということで実施しました。

 
平成28年度くらしささえあい応援金を活用して、農機具更新と生ゴミ堆肥化のためにコンポストを導入しました。今回、参加者へお披露目。コンポスト本体には、コンポストの意味を子どもたちに伝えやすくしたいのと、愛着を持ってもらう事を目的に、子たちに絵を描いてもらいました。いただいた道具は、大切に活用していきます。

今回の農作業は、天候が悪いからと言って時期を後にずらすことの出来ない内容でした。秋野菜の植え付けタイミングはとても大切で、時期を逃すと収穫時期が合わなくなることから、芋井社会会館在住の「テルテル坊主の晴夫」くんに「雨上がり」の願いを込め、奇跡的に雨がやんだ瞬間で植え付けを行いました。

晴夫くん。5年前から芋井社会会館に在住。幾度も雨天活動中止の危機を救った超能力の持ち主。今回もやってくれました。


  
畑では、雑草よけのためにマルチを敷いて、植穴を掘り、7月末から育苗して立派な苗に成長した約80ポットを定植しました。


ダイコンも同様、マルチを敷いて種まきをしていきます。ダイコンの他に、京野菜の一つである「聖護院大根」と、坂城町名物のおしぼりうどんの材料である「ねずみダイコン」も合わせて種まきをしました。畑作業を終え、社会会館に戻ってきた直後に、本格的な雨となりました。晴夫くんの力は、バーベキューまでは発揮できなかった様子ですが、作付けが出来たことに一安心。ありがとう、晴夫くん、という気持ちです。

 
野菜がメインのバーベキューは、「野菜➡野菜➡野菜➡お肉➡野菜」のように、ふんだんに野菜が登場。焼き野菜をめっちゃ食べた後にやっとお肉をいただきました。

 
子どもの縁日では、せっかくの炭火を活かして焼きマシュマロを実施。アツアツのトロッととろける焼きマシュマロをビスケットに挟んでいただきました。


贅沢ソースのかき氷振る舞いでは、4人のスタッフが愛情を込めて作った特製の「ももピューレ・プルーンピューレ(山岸代表作成)」「アンズピューレ(浦中作成)」「あんこ(五味作成)」「うめシロップ(曽根作成)」を持ち込み、選べるソースのかき氷をしました。それぞれ、超贅沢なかき氷でしたが、雨で寒かったことと、欠席も多かったので、次回、もう一度行います。

次回は、早いもので稲刈りです。稲刈りカマを手に、刈って、縛って、干す、という昔ながらのスタイルで実施します。お楽しみに!


【次回の予定】
9月10日(土)9:00~14:00前後 
(作業)稲刈り、草取り、秋野菜の作付け(ほうれん草・カブなどの種まき) 
(収穫)ナス・ピーマン・ミョウガ
(食育)おやき作り 
(お楽しみ)選べるソースの贅沢かき氷


秋野菜を一緒に育てませんか?新しくメンバーになることをご検討くださっている方、お気軽にお問い合わせください。
http://blog.goo.ne.jp/tenkunosatoimoi/e/d660d1897caeacad41ad3eac55130b9e