「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

天空の里いもい農場 第13回活動日報告

2016年11月07日 | 活動報告
11月5日(土)天気:晴れ 参加人数:13家族36人
【活動内容】
9:00 はじまりの会 焼き芋準備 焼きパン準備
9:45 焼きパン作り
10:10 ハクサイ・ダイコン・長ネギ・チンゲンサイ・小松菜・カブ・聖護院ダイコンの収穫
11:15 地主の和田さんのお話 
11:35 焼き芋
12:00 おにぎり畑で野沢菜などを収穫
12:30 昼食交流
13:30 第3号かべしんぶん作り
14:30 解散



今回のブログは、事務局の西沢からお届けします。
今回、雲一つない超快晴と温かな気温のナイスコンディションの活動日となりました。そんな秋晴れのもと、この間、育ててきた多くの野菜たちが収穫の日を迎えました。

はじまりの会は諸注意だけを短めに行い、前回収穫したサツマイモを焼き芋で味わう準備として、「サツマイモを洗って、新聞紙に包んで、濡らして、アルミホイルに包んで」の作業を子どもと一緒に行いました。


今年も焼きパン作りを実施しました。焼き芋の火を活かした、キャンプや自宅などで簡単にできるパン作りです。参加者に、銀紙を巻き付けた棒の先端に、パン生地をヘビのように巻き付けてもらいました。昨年の上手に焼けなかった反省を活かした、作り方のコツをスタッフの浦中から伝え、スタンバイ完了!場所を社会会館から畑に移動をしました。
 
畑に到着後、すぐに焼きパン作りを行いました。畑の真ん中であらかじめ起こしておいた火に生地を近づけ、パンを焼き上げます。一気にこんがり焼き上げる人、じわりじわり焼き上げる人、人それぞれのやり方が見られましたが、おいしく味わえた様子の笑顔は共通でした。中には焦がしすぎもありましたが・・・(アクリルアミドが心配…)。


パン作りの後、おき火に芋を投入してひと休憩。賑やかに歓談している中、地主の和田さんが様子を見にこられ、ご挨拶をいただきました。この間、苦労して野菜を育ててきたことへの労いと、美しい景観のもとでの農作業体験を通じて、楽しい思い出作りをしてほしいという、お言葉を頂戴しました。

  
焼き芋を味わう前に、野菜の収穫を順番に行い、看板の前に収穫した野菜たちを集めました。写真にはありませんが、チンゲンサイや小松菜などは、子どもたちを中心に、根切りの下処理をしながら収穫。後の事を考えた作業をしてもらいました。


今年一番の大収穫。全員笑顔で記念撮影。

 
この野菜を社会会館に運ぶには、約40メートル先、斜度約25度を下った車寄せまで運び下ろす必要があります。中山間地の宿命というか、足腰の鍛錬というか、焼き芋を味わう前の最大の力を、運び出しに集中しました。上ったり降りたり、バケツリレーのバケツをハクサイやダイコンに変えたリレーで積み込み終了。次回の収穫祭用の野菜だけを残して、ガランとした寂しさが漂う畑になりました。

 
お待ちかねの焼き芋、みんなで味わいました。甘くて、ホクホク。ここでしか味わえないおいしさでした。

ついでに収穫したてのネギを焼いた「焼きネギ」も作って味わいました。ネギ嫌いな子どもでも、トロトロに火の入ったネギは、おいしいようで食が進んでいました。普段は食べないのに、天空だと食べられるようになるというのは、「究極の地産池消、ザ!食育」と感じる場面でした。

 
社会会館に戻り、仕分け作業。収穫した野菜全てを、平等に分けました。
丸まり具合が悪いハクサイも多いため、上級品のハクサイを別に仕分けて按分。
上級品のハクサイは、野菜高騰の値段と照らすと、なぜか目に¥マークが思い浮かんでしまいます。


遅めの昼食交流。ダイコン葉を使った炒め物や、ダイコンのマヨネーズ和えサラダを作って味わいました。


第3号となるかべしんぶん作りを行いました。
今回のテーマは、「来年、天空の里いもい農場でやりたいこと・育てたい野菜」。
子どもたちにそれぞれの思う来年を絵にしてもらいました。

いよいよ次回が最終回。一年の感謝と最高の笑顔が広がる会にしたいと思います。

【次回の予定】
11月19日(土)9:00~14:30
(作業)最後の収穫と牛糞堆肥施肥、畑の耕運
(収穫祭)地域の方との交流と2016年の振り返り※ビデオ視聴
(閉講式)記念撮影